富士山麓の環境を、森と鹿と人との共生、命の循環 と言った視点からアプローチする展示。
現在、人の都合により増えてきた鹿たちが、今は捕獲される対象となってしまっていて、鹿にとってはなんとも困った状況です。
何故こうなってしまったか、このままだと今後どうなるか、
最悪の事態を回避するために、どうして行ったら良いのか。
捕獲された鹿たちはどうなるのか。
命を奪う人間にできる、命の活用は何があるか。等多くの問題があります。
また森と離れた暮らしをしている人たちも多い世の中で、何故捕獲しなくてはならないかと素朴な疑問を持つ人もおられるでしょう。
そういった諸々の問題の解決策の1つとなる展示です。
また、展示室では基本的な鹿の現状とその被害に関することと、富士山麓の野生動物や、鹿の骨を活用した作品展示を行っております。
今や全国に広がる鹿問題を理解していただき、
富士山麓の循環する資源により作られる作品たちをご高覧頂けると幸いです。