染織工房豆ブログ

染織工房「豆」の日々の記録

コウガイビル

2010年07月17日 06時59分47秒 | Weblog


我が家周辺のみならず何処にでもいる虫。コウガイビル
これがなんだか解らなかったので、調べてみました。

見た目が切断しても何処からでも再生するプラナリアに似ているなあと思って、とりあえず切ってみましたら、どっちも動き出しました。

写真は切断後1日経った状態です。
この後、頭の部分は見当たらず、後ろの方は近くでうごめいていましたから、プラナリア同様に再生するんだろうと思われます。

でも、プラナリア(英: Planaria)は、扁形動物門ウズムシ綱ウズムシ目ウズムシ亜目に属する動物の総称だそうで、三岐腸目に属する動物の総称。さらに、渦虫綱に分類される動物の総称とする説もあるそうな。
一般的にプラナリアと呼ばれているのは、サンカクアタマウズムシ科ナミウズムシ属の ナミウズムシ であることが多いそうです。

体表に繊毛があり、この繊毛の運動によって渦ができることからウズムシと呼ばれる。淡水、海水および湿気の高い陸上に生息する。

と言われると、ああそうですかと思いますが、コウガイビルはヒルと呼ばれていますが、ヒルではありません。似て非なるものです。

さらに、画像のものはクロイロコウガイビルと呼ばれるものと思われますが、コウガイビルは扁形動物の中では結構奇特な集団だそうです。陸上生活をしているって事ですね。陸棲ではありますが乾燥には弱いので、湿った土壌、石の下、朽ち木の中などにおり、夜間に野外を徘徊し、肉食で、ミミズ、ナメクジ、カタツムリなどを補食する。捕まえた獲物に体全体で巻きついて腹面の口から吻を伸ばし、肉を消化しつつ飲み込む。結構現場に遭遇するとグロテスクです。と言ってしまうのは偏見です。と解っていますが、グロテスクです。

名前の由来ですが、体の前端の頭の形から。扇形に広がっている。コウガイビルのコウガイとは公害を意味するものではなく、昔の女性の髪飾りである笄(こうがい)に、その形を見立てたものであるそうですが、かなりハイソな芸者さんがつけていたあれですかな。これから、本物のこうがいを見てもコウガイビルを思い出すでしょう。銀杏とかじゃいけなかったのかと思いますが、命名した人が、芸者通いをしていたからなのか、コウガイビルをこよなく愛していたからなのか解りません。

ウズムシを100に切断しても再生した。といわれる逸話があると色々調べると出てきましたが、その報告書なりレポートが存在の確認が出来ませんでした。この主文だけが一人歩きしているところを見ると、おそらくどこぞの研究者が「環境さえ整えてやれば、100に切り刻んでも再生するだろう」と酒でも飲みながら、話してみたが、実験はしていないというところでしょう。おそらく様々な環境を整えてやれば出来るかもしれないと思うし、思わせる可能性を秘めている。人の願望も含めた逸話であろうと思われます。
でも、コウガイビルの中で、外来種の黄色いオオミスジコウガイビル、こいつは1メートルにもなることがあるそうです。これを100に切っても何とかなりそうな気もします。

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