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染織工房豆ブログ

染織工房「豆」の日々の記録

コインケースか?

2014年01月28日 00時09分13秒 | 鹿革制品
ふわふわの毛玉のようなケースを制作しました。
最近の僕の流行ですね。ミニポーチと言うか、コインケースと言うかなんとも中途半端な大きさですが、ちょっとした大物を制作した時に出る端の皮革を使って作ります。
おかげさまでいろいろな形ができて面白いです。

今回、イタズラで制作したのはウサギ毛皮の制品。

意外と上手くいきました。初めの予想に反してファスナーも開けやすいです。思いの外可愛く出来ました。こちらも制作のラインナップに載せたいと思います。
ワークショップなど最近多くなっています。色々な所でこんなもの作っていると思います。順次お知らせしますので、お時間のある方は是非お越しください。

鹿の骨の使い方

2014年01月21日 22時38分17秒 | 鹿革制品
鹿の角、色々なことに使われていますが、どうですかこれ、パチンコというのか、スリングショットというのがいいのかな。

鹿の角こんな使い方も結構行けるんじゃないかと思います。
ある程度のものなら凡庸性がありますので、角さえあれば誰もが持つことが出来るすぐれものです。

問題は大きな角になると重くってしょうがない。ってことですね。3本角がいい気がしますが、あまり見たことがありませんね。
画像の角はどうも珍しい5本角だったらしいのですが、上の1本が折れちゃっていまして残念です。

なんとなく作ってみましたが、楽しいです。そのうち外でやってみようとおもいます。

修理 メンテナンス

2013年12月21日 13時21分55秒 | 鹿革制品
先日ご購入いただいたがま口が壊れたので、修理いたしました。
金具部分がよく使っていると取れてしまうことがあります。これはこのがま口全般の作り方において、避けられない問題だと個人的に思っていますが、他にやりようがないので、逐一修理に応じております。

この他にも、鞄を使ってみて、こうしたいとかああしたいとかありましたら、修理修正に応じています。先日は大きな鞄に、取手をつけたりもしました。

今は修理も終わり、皮革に塗りましたオイルが安定するのを待っております。



革のオイルを塗る作業は色々なことを忘れさせてくれるので、良いです。

でも、これも大事ですが、この後ろに控える糸たち何とかしないとまずいですよ、、、俺。

鹿の骨の使い方

2013年12月09日 02時24分03秒 | 鹿革制品
鹿の顎の骨の使い方についての一考察。
こんな使い方がありまする。

鹿の骨の使い方

鹿の顎は回転することにより揚力を得て飛んでいます。これで獲物を取れると一人前かと思います。
かの投棒具、ブーメランと同様かと思いますが、帰ってこないと揶揄する者も身内におります。でも私にとっては日本のスポーツ競技ブーメランと一緒にしないでもらいたい。戻ってくるものは本当の狩りには使えない。

それでも頭の硬い人のために申しあげますと、これを揚力が付くように削ることも可能です。そうするとまあ少しは戻ってくると思われます。でも、重さがなくなり殺傷能力は下がるかとおもいます。

そうはいっても、これがブーメランの原点かと思われたとしても、そんな証拠は上がっていません。ツタンカーメンの墓から出たとか、アボリジニが持っていた最古のものが縄文時代と聞きますが、すべて木片。骨はいいと思うんですけどね。


高級衣料用洗剤かリンスインシャンプーか

2013年11月14日 19時21分36秒 | 鹿革制品
今鹿革の鞣しがまた出来つつあるんですが、乾くと塩が浮いてくるので、結構ベタついていました。
もともと鹿の油も残っていたので、どうせだから、ということで少し洗いました。

そこでまた問題となりますのが、この毛皮を洗いたいのですが、衣料用洗剤で洗うべきか、シャンプーで洗うべきか。

このたてがみ部分は鹿の首そのものですし、残っているのは動物性油脂であります。他にもマダニやノミも死んでいるんですけどね。この油を取るのにはシャンプーがいいのではと思いますが、毛皮として扱うならば、毛はすなわち獣毛であります。獣毛洗うにはもちろん高級な中性洗剤。いつも使っているやつですよ。

どちらがいいか、、、、

いつもつまらんことで悩んでるんですが、結局、風呂場までシャンプー取りに行くのもめんどくさかったので、衣料用洗剤で洗いました。
今ちょっと鹿の脂の香りがします。

マダニもほぼ死滅して中に入っていた個体も取り出せていると思いますが、洗いながら確認しました。

まあいいんじゃないですかね。これはコレで、大人用鹿マスク。鹿マスクマン、Deer hombre máscara 誕生の日も近い。

ネームケース

2013年11月11日 23時00分24秒 | 鹿革制品
名刺サイズのネームケースを制作しました。
本日は合計8個ほど制作。先上げの4制品は明日東京でおこなわれる展示会に出店するらしいです。



ウラに刻印が入っています。この刻印を鹿革提供者の猟師さんの工房と絡めて morinomame にしようかとまじめに思案中です。

紐も鹿革を使っています。これははっきり言って他の革と比べても良いです。固くならずなめらかな肌触りがいつまでも続きます。

こちらは 工房からは3500円~ となります。諸事情で価格は変動しますが、ご了承ください。


それから、鹿の顔の皮をなめしましたが、ちょうど良い感じだと以前お知らせいたしました。
それを子供がこんな感じに被れるようにしといてって置いていきました。

  


それが、左の画像ですが、何故か耳からリスのしっぽがでている。

季刊地域より

2013年10月29日 23時13分51秒 | 鹿革制品
「季刊地域見ました!」という方から、お電話を頂きちょっと興奮しました。
こう言ってはなんですが、なんとなく手にするような雑誌ではない。強い心意気と自立心、向上心。国内の問題に対する関心がなくてはなかなか手に入れることも読むことも出来ない雑誌と言っては言いすぎですが、そんな明確な意志がなくては手に入れることさえ困難な雑誌です。

ご連絡を頂いた時に、鹿の皮革に関してもブログなどで紹介していきますと言ってしまったからにはしなくてはいけません。
本職はなにか怪しくなってきていますが、一応、染織でありますので、猟期が終わって革がなくなってくると積極的に皮革をやることはないんですが、ちょっとなんだかんだで手に入る用になってきてしまいました。それで、まあ少しずつ初めます。

始めると言っても今日明日で何か新作ができるわけではないので、今回は注文制作しかしていない時計のベルト。
機械を入れるとそのメンテナンスや故障も見なくてはいけないので、商品制作をあまりしていません。
ですから、このベルトに合うやつという感じで話をしてから、制作します。

ちなみに画像の時計はすべて自前です。



これは牛革。表はハラコです。内側は同じく牛です。汗でちょっと硬くなっています。



こちらは表面が牛。中が鹿革です。



こちらも表が牛。中はもともと牛だったんですが、いたんできたので、諸々あり、内側に鹿の皮をはっています。

このように鹿革を使うことは有効であると考えます。
色が茶色で解りづらいのですが、鹿革は濡れても縮まず柔らかさが持続します。またシミにもなりにくいです。ただコシがないので、両面使用するとへろへろになってしまうので、腕時計としてどうなのかということになります。

特徴的には山羊と似ていますが、触った感じがとにかく鹿は良いですね。
ですから、表は牛。内側は鹿 というのがベストではないかと思うわけです。実はこのベルトを作りだす頃から、内側に鹿革を使えないかと思っていました。
中に刻印をしても残っていますし、良いです。牛だとここまで残るかどうか。でも鞣し方とか革の質にもよるので、なんとも言えませんんかな。
でも、牛よりも鹿、かなり良いです。

このベルトの制作に関しましては、5000円ほどの制作費を頂いています。よろしくお願いします。

Máscara de ciervo Bambi

2013年10月11日 22時28分53秒 | 鹿革制品
このまま南米でも言ってリングに上がれそうです。身体がついていかないけれど。
Máscara de ciervo Bambiってリングネームちょっと響きが良い。

先日解体した小鹿の皮をなめしました。なかなかいい感じ。本日オイルを塗りこんでみて、いいんじゃないかねこれ。
後少し乾燥させて様子見ですが、これ、結構色んな意味で興奮します。



でも、本日大人の鹿皮をなめすのが遅すぎたようで失敗しました。かなり凹んでます。