工房八重の部屋

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京都国立博物館「筆墨精神」展、中国書画の世界は国宝が十点もある!

2011年02月03日 | Weblog
「筆墨精神」展、中国書画の世界は、京都国立博物館で、2月20日まで開催されています。

お習字を習いはじめて、10ヶ月目なので、参考になればと、気楽な気持ちで行ってみた!

行って、ビックリ! 国宝に指定された、書が、十点もありました! 重文も数多い!

5世紀の写本は、国宝になっていたりなので、館内の学芸員らしい人に、色々と尋ねて

みました。 中国から、借りて、展示している展示会だと、思って行きましたが、

重文や国宝に指定されている、ということは、現在は日本にあるということです!

これだけの名品が、なぜ日本にあるのでしょうか?

上野コレクションが寄贈されて、50周年を記念しての展示会がそうです!

朝日新聞社の創業者の一人の、上野理一さんによって収集され、子息の朝日新聞社主

の上野精一氏から、京都国立博物館に50年前に寄贈されたとのことです。

収集に際しては、京都帝国大学の内藤湖南教授が助言して、系統的に集められた

上野コレクションということです!

書聖として有名な、王義之(おうぎし)の草書を、今に伝える法帖として、世界に名高い

「宋拓十七帖」 国宝、四世紀など、約110件が展示されていた、スゴイ展示会でした!

中国の名品が、数多くあるのを見て、日本の浮世絵の価値が、明治時代になっても

認められず、多くの名品が、海外へ2足3文で売られたこともありますので、

中国も、同じ経緯で、多くの書画が、混乱期に、海外に流失したのでしょうか?

中国から仏教や文化が渡ってきましたが、その時に日本にも、これらの書画が渡って

きたのでしょうか? 

5世紀からの、もろい紙の素材の書が、焼失や、粉々にもならずに、保存されているので、

貴重なコレクションですね!


看板


ポスター


京都国立博物館


入口


ロダンの考える人の像が建っている!