工房八重の部屋

京都の紹介、日々の出来事や思いを綴ってます

初公開された(特別公開)建仁寺塔頭の大統院、江戸時代の京焼拝見

2010年05月10日 | Weblog
普段はみられない社寺や文化材を公開する、「春季非公開文化財特別公開」が

24日から5月9日まであり、色々と拝観に行きました。(下線ついた文字クリックすると

詳しいホームページにリンクできます)

建仁寺塔頭の大統寺は、今回が、初めての特別公開ということです。

昨年4月に整備された、市松模様の「耕雲(こううん)庭」はこじんまりした庭ですが、

杉苔と白砂の市松模様の個性ある庭でした。

江戸時代の陶芸家で、京焼きの先駆者と言われる、奥田頴川(えいせん)、青木木米など

の作品72点や、円山応筆の「幽霊」等が、堂内で拝見出来ました。(撮影は禁止)

建仁寺は塔頭が数多くある寺ですが、ほとんどが非公開で、両足院などが、特別公開

の時のみ、拝観できます。


建仁寺勅使門   勅使門は鎌倉時代の建築といわれる。
大統院は、建仁寺境内の南西にあり、東山通り左折、八坂通から入り
南にある勅使門の横から、建仁寺境内に入りました。


建仁寺山門   境内は今でも、広いのですが、明治時代になって、廃仏毀釈、神仏分離の法難により
塔頭の統廃合が行われ、余った土地を政府に上納、境内が半分近く縮小され現在にいたっているとのことです。
この広さの倍あった、広大な寺院だったのですね!


浴室   建仁寺境内にある浴室を見ながら、さらに西へと行くと西端の南に大統院が
ありました。


大統院門   門で拝観料を支払う!


特別公開のたて看板


前庭


本堂と玄関  大統院は規模が小さくこじんまりとした、塔頭です。



趣のある窓


市松模様の庭


坪庭