工房八重の部屋

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妙満寺はつつじの名所!雪の庭は比叡山借景の庭!安珍・清姫の鐘

2010年05月29日 | Weblog
妙満寺が、つつじの名所と、ガイドブックで知り、つつじ満開の中旬に訪れました。

比叡山を借景とする「雪の庭」は、成就院より移築された松永貞徳の造営の庭。

彼は清水に 「月の庭」を、北野(祇園とも伝わる)に「花の庭(現存しない)」を造り、

それらが成就院という坊にあったため、「雪月花」 の三名園と称された。

清水寺の成就院の、月の庭は、拝見したことあるので、有名な成就院の、雪月花の庭

なので、成就院より移築されたという 「雪の庭」を一度見てみたかったのです。

つつじは満開で、比叡山を借景とした、のびやかで、新緑に溢れる、境内は

さわやかな明るい雰囲気でした。

この明るさは、寺町から、昭和になり移築され、新しく建てられた寺だからなのでしょう

か? まわりが自然の山で囲まれているせい?


妙満寺の山門


山門の、横の両側にある池のまわりは、つつじが満開でした。


妙満寺境内案内図


明るく伸びやかな境内  比叡山が見える!


比叡山


本堂
春の大法要において鐘供養を営み、安珍・清姫の霊を慰めており、大法要の準備のテント
が境内に張られていた。


インド・ブッダガヤ型の、仏舎利大塔


本坊


本坊の中


本坊にある雪の庭  比叡山に雪が降る頃が美しいとのことです!


比叡山を借景とした、明るく伸びやかな庭! 成就院から移築された庭です!


本坊の奥の庭


妙満寺にはあの安珍清姫の鐘が収められている。なぜ妙満寺に?

1359年3月11日道成寺では安珍清姫の伝説の鐘を再鋳、鐘供養を行っていると
白拍子が現れ、呪力でこの鐘を落下させると、鐘は蛇に変り日高川へ飛び込んだ。
その後この辺りでは災いが続き清姫のたたりの恐れを感じた寺はこの鐘を竹林に埋めた。

後に秀吉根来攻めの大将・仙石権兵衛が掘り起こし、妙満寺へ収めた。
その際に大僧正が法華経により供養し、怨念を解いたところ、
その音色も美しい霊鐘となった。


山門の前の道の山に、大きな山藤が満開でした!