もんじゃ未体験だという方をお連れして、約500mの通りに80店ほどのもんじゃ焼き屋さんがならぶ「もんじゃストリート」と呼ばれる月島西仲通り商店街へと向かいます
もんじゃといえばその発祥はここ月島だと言われていまして、当時は子供のおやつとして駄菓子屋が提供していた〝文字焼き〟がルーツなのだとか…
とは言え、歴史があるお店は1950年に創業されたという『近どう』を代表格に『好美屋』や『いろは』などと言った数店だけでありまして…
今のような姿になったのは有楽町線開通によって銀座方面とのアクセスが便利になった1980年代後半からのことなのだそうです
開店から3年ほどでありながら確固たる地位を築いているのが、明治4年創業だという築地の魚屋を母体とする『海鮮もんじゃ もへじ』でありまして、本店の開業から半年後には2号店となる〝はなれ〟を出店されるほどの人気店でもあるのです
折角ならばと本店へお邪魔させていただきますと、調理場に向かうカウンター席へと案内していただいたのですが…
もんじゃはキャベツの刻み方や出汁との絡め方でおいしさが変わると感じていますので、スタッフの方に焼いていただくことにしたのですが、ガタイが大きなワタシが邪魔になって焼きづらそうでしたね
まずは…
数量限定だとの文言まんまと乗せられ「ネギトロ大葉挟み」をいただくことにいたします
生でもいただくことができるとのことではありましたが、鉄板の上で表面を軽く焼くのがお店のスタイルだとのことでありまして…
それに従っていただいてみたのですが、せっかくの大葉の香りが飛んでしまっているようで少し残念さを感じます
そしてもんじゃは「明太もち」と「海鮮もへじスペシャル」
いまや月島のもんじゃ焼きには欠かせない存在だと言える明太もちでありますが、その発祥は浅田真央ちゃんも通うという創業から40余年になる『錦』であるそうで…
そもそももんじゃ焼きとは出汁で解いた小麦粉とみじん切りのキャベツが主体でありますから、明太子のようなしっかりとした味があるものを加えることでおいしさが増すのでありましょう
そして魚屋を母体とするお店だからと海鮮もんじゃをお願いしてみたのですが、その海鮮の量にびっくりであります
海老、ホタテ、イカ、タコといった具材がたっぷりでありますし、なんとイカの塩辛までもが乗せられていまして…
魚介系と 鶏ガラで取られたというお出汁とキャベツの甘みをシンプルに感じられることで〝もへじスペシャル〟の名に恥じることが無いものであります
【海鮮もんじゃ もへじ】
東京都中央区月島3-16-9 リノスタイル月島1F
03-6204-2314