ちょっと面白いお店があるからと連れていかれたのは、市ノ上東屋敷遺跡などいくつかの史跡が集まるエリアの一角にある鰻屋でありまして…
バイパスから側道へと入ってすぐの場所ということもあり出入りには不便を感じるのですが駐車場には多くの車が止まっていることから人気店であることが窺えます
40年くらい前に建てられたお店だとのことですが、解体された古い建物から集められた建材が使われているとのことで、その雰囲気は昭和初期からあるのではと思えるものでありまして…
玄関は銭湯で使われていた扉を、面白いからとそのまま使っているとのことであります
店内に入ってすぐの右手にあるお部屋ヘと案内されたのですが…
歴史を感じる箪笥の上に飾られた鞍のなどいろんな置物がありますし、壁面にもいろんな額が掛けられていて、さながら骨董品好きな社長さまの応接間のような感じでありました
筑後地方で鰻といえばせいろ蒸しが有名ではあるのですが、蒸されることでご飯がベチャっとなってしまうことに抵抗があるワタシは「うな重」をいただきますと…
前菜的に添えられた鰻の佃煮はかなりお気に入りであるのですがゆで卵がゴロンとある事には笑いしかありませんね
そしてメインとなるうな重
身が厚く大ぶりな鰻は中国産のアンギラ種だと思われるのですが、皮目が芳ばしく焼かれていることでその硬さを気にすることなくいただくことができまして、少し小骨の多いことを除けばおいしくいただくことができますね
こちらは相方がいただいた「うなぎ三昧」
いわゆる〝ひつまぶし〟的なお料理なのですが、三段のお重で提供されまして…
1段目はそのまま、2段目は卵黄を塗していただき、3段目の佃煮にはゴマをかけお茶漬けでといろんな味わいを一度に楽しめることがうれしいですね
【うなぎの留さん】
福岡県久留米市合川町1877-21
0942-35-0222