お気に入りの『THE CITY BAKERY』が運営する『BAR & BURGER RUBIN』でランチを済ませ…
軽く打ち合わせをした後は福岡で一緒に仕事をしている仲間との会食であります
で、お邪魔させていただくのは1976年創業という福岡を代表する日本料理店『てら岡』
お店の看板にもあるように一年を通じていただくことができる"活いか"が名物であるとのことですし、創業以来の人気メニューでもあるとのことですから「いかづくしコース」をいただくことにいたします
九州一番の歓楽街である中洲への入り口となる春吉橋の袂にあるということで、今回いただいた3階のお部屋からは那珂川の流れを望むことができ…
水の流れで涼しさを感じることもできますし、向こう岸に見える"Grand Hyatt"も良い感じであります
提供された前菜には「てら岡の三珍」と名付けられていまして…
柚子を加えた唐辛子のタレに生いかを漬け込んだてら岡オリジナルの名物商品である「いかじゅぽん」と明太子、そしてもう一品は…
白身魚のフライだったのですが、そのお魚はあらだったのかふぐだったのかわかりませんでした
そしてメインとなる「いか活造り」
博多に来たなら…
と、これまでにも活いかをいただいたことはあるのですが、これほどまでに身が厚いものは初めてでありまして、そのコリコリとした食感と甘味は期待以上でありまして…
仲居さんにお勧められた藻塩でいただいてみますと、その甘みが一層引き立てられるような感じでおいしくいただけますね
いつの頃からか、博多のお土産ランキングに名を連ねるようになった「いわし明太子」
確か、その始まりは老舗明太子屋さんが開発したと記憶しているのですが、こちらてら岡でもお土産として販売されているようですね
とは言え、これがいかづくしコースに入れられる必要性は無いようにも思えるのですが…
「いかしゅうまい」
確かにリーズナブルなお料理ではありますが、先のいわし明太に続いてまたもや既成商品が提供されまして…
確かにおいしくはいただけるのですが、福岡を代表する料理屋さんとの期待にはそぐわないように思えるのですがね
「いかの後作り」
先にいただいた活造りのゲソやエンペラーを塩焼きのほか天ぷらや唐揚げに二次加工していただけるとのことですから、天ぷらにしていただけるようお願いいたします
活いかを提供するお店では当たり前になっているサービスではありますが、そこは歴史ある料理屋さんだけにサクッと揚がった衣の食感は見事なものでありますし、出汁の旨みが感じられる天つゆはさすがといえるモノでありました
〆の食事は白飯の上に刺身と卵黄が乗せられた「いか丼」は、九州の甘みある醤油でいただく卵かけご飯のおいしさの中にイカのコリコリとした食感と甘味が加わって…
海苔の風味も良いアクセントになってますね
そして…
添えられた味噌汁の、甘みある白味噌がまた良い感じでありました
ゼリー寄せのツルンとした舌触りが涼しげな感じがするデザートで「いかづくしコース」も〆
おいしい活いかもいただきましたし、仲間との楽しい時間も過ごせましたし、大満足のひと時でありました
次回こちらへお邪魔することがあれば…
ふぐの白子がたっぷりと入った白子の雑炊をいただいてみたいものであります
【日本料理 てら岡】
福岡県福岡市中央区西中洲1-3
092-734-3988