年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
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東京メトロ丸の内線淡路町駅:「神田まつや」   老舗の香りを残しながらも大衆的なお蕎麦屋さんであります

2012-10-02 23:24:13 | 関東
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神田という町
古くから栄えているところでありますから、老舗と呼ばれるお店もたくさんあるところでありまして・・・
「やぶそば」さんでのお蕎麦を“もり”1枚に抑えて、2軒目のお蕎麦屋さんへと移動いたします



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「やぶそば」さんから歩いて2分ほど
大通りに面したところにあるのが「まつや」さんでありまして、創業は明治17年とのこと
「やぶそば」さんに遅れること4年でありますから、まぁその違いなんて誤差のようなものですね
ご近所同士でお互いに130年ほどの歴史を持つお店ですが、その方向性には主張を感じることが出来ますね


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歴史を感じる店構えではありますが、お客さまはご近所のサラリーマンが中心でありまして・・・
お昼時の忙しいときには相席も当たり前でありまして、敷居の高さを感じること無く利用することが出来るトコロでありますね
お店にはふたつの扉があるのですが、ソレが入口と出口に分けられた一方通行となっているところはユニークでしたね


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もりそばをいただきます
価格もリーズナブルでありますし、メニューの数も豊富で、そのボリュームもしっかりとしたモノでありまして・・・
おつゆもたっぷりと提供されますから、遠慮なくお蕎麦を浸けていただくことができますね
が、お蕎麦の香りを大切に食べていただきたいってコトからでしょうか? もりそばにはわさびが添えられていないんですね
ほんのちょっぴり、老舗のこだわりを感じちゃいました


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こちらのお店には丼ものも用意されていまして・・・
そんなところもサラリーマンの方々に支持されている要因のひとつなのでありましょう
蕎麦屋でいただく親子丼は自慢の美味しい出汁で作られるってこともあって、かなり期待が出来るものなんですよね
鶏肉は想像ほど入ってはいませんが変わりに椎茸なんかが入っていまして、その出汁も良く出ていますから美味しくいただくことが出来ましたし、たっぷりのおつゆがご飯に染みているところもうれしいですね


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親子丼に添えられたお吸い物
コレもなかなかしっかりとしたモノでありまして、添え物だからと手抜きされた感じはまったくありませんね
具として入れられている玉子豆腐がとってもお気に入りであります



老舗の風情を残しながらも、大衆に喜んでいただけるお蕎麦屋さん
ワタシは好きですよ


【神田まつや】
東京都千代田区神田須田町1-13
03-3251-1556

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東京メトロ丸の内線淡路町駅:「やぶそば」    符丁が耳に心地良い風情溢れる老舗の蕎麦屋

2012-10-02 22:23:05 | 関東
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お仕事の仲間と一緒にランチをいたします
その目的地へ向かうために東京駅での乗り換えようとしたところ、昨日完全オープンした東京駅を見ようって人で溢れていまして・・・
いつも以上の混みようでしたね


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御茶ノ水駅と神田駅、そして淡路町の駅に囲まれた真ん中辺りにある「かんだやぶそば」さん
近代的なビルに囲まれた中にひっそりと佇む一軒家でありまして、門塀に囲まれた姿はテレビの時代劇にでも出てくるような武家屋敷のようであります
そんな門を潜りますと、とっても美しく情緒を感じる庭園がありまして・・・
店内からもその庭園を眺めることもでき、時が止まったようなひと時を過ごすことができますね


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かなり人気高いお店でありまして、開店時間ともなりますと、続々とお客さまがお越しになって80席ほどの店内はあっという間に満席になってしまいましたね
そんなお客さまを見ておりますと、老舗の話題店ってことで遠くからわざわざってお客さまだけでなく、地元のお客さまからもしっかりと支持されているようであります
この辺りは古い町でありますから、お昼の時間を気にすることを必要としない旦那衆も多くいらっしゃるようですね


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いただきましたのは“せいろうそば”
“せいろ”としてもりそばの別名ともなっているモノで、その語源は古くは、切りを湯通ししないで「せいろ」で蒸して出す“蒸しそば切り”だとのことであります

そのお蕎麦は、とっても濃い、辛目の出汁でいただくものでありまして、手繰ったお蕎麦の半分ほどをおつゆに浸けて一気に啜っていただきます
この粋な姿はまるで落語のようでありますね


食事の間中、耳に聞こえて来るのはスタッフが奏でる“符丁”でありまして、コレが何とも心地良いコト
そんな風情が老舗ならでは・・・ ってことでありますね



【かんだやぶそば】
東京都千代田区神田淡路町2-10
03-3251-0287

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