年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

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都営地下鉄新橋駅:「吉宗」   究極・至極 お出汁たっぷりの茶碗蒸しを“よっそう”でいただく

2011-11-15 23:37:17 | 関東
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打合わせを兼ねたランチを銀座でいただく
遅れては申し訳ないと気合が入りすぎたのか、待ち合わせ時間の20分前に到着
しかし、ココは銀座
いろんな方が行き交いますので、人間観察をしていると20分なんて時間はあっという間に過ぎちゃいますね


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メンバーが揃い、銀座八丁目へ
日本最古のと言うか、日本初の喫茶店「バウリスタ」の地下にある「吉宗」
1Fか日本発の喫茶店ならば、こちらは茶碗蒸の元祖でありまして… どちらも歴史あるお店なのであります


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螺旋階段をトントントンと下りると、そこは銀座と思えない別空間が迎えてくれます
ちょっと大衆的な香りがするお店にホッとした気持ちになれるところがステキに思えますね
そんなお店と同様、おばちゃんたちの自然な笑顔の接客 コレにも心和ませれます


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先ずはこちらの名物であります“夫婦蒸し”をいただきます
ちょっと小ぶりな丼ではありますが、同じサイズの丼で茶碗蒸しと蒸ずしがやってきます
「同じ器なのに、どっちがどっちか良くわかりますね」なんて尋ねてみますと、「茶碗蒸しのほうの蓋がほんの少しだけ浮き上がって揺れてるんですよ」と笑顔で答えていただけまして…

さてさて、こちらの茶碗蒸しには、鶏肉や麩、それに長崎の巻かまぼこなどの具材がゴロゴロと入っていますね
そして何より、たっぷりのお出汁を含んでいますのでプルンプルン
その滑らかな舌触りが格別であるとともに、食べると言うより飲むと言っても良いくらいに柔らかいのであります


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そして、その茶碗蒸しをより美味しく召し上がっていただくためにと開発されたのが、この“蒸ずし”なのだとか
たっぷりの錦糸玉子とデンブ それに煮穴子の3色が美しいですね

こちらの本店は長崎にありまして、長崎と言えばオランダ貿易で栄えた街でありますから、古くからサトウが潤沢に手に入っていたとのことで甘い料理が多いんですよね
そんな影響か、甘めに味付けられた錦糸玉子や、これまた甘いデンブ これらにお口の中の水分を取られてしまったときにいただく、お出汁たっぷりの茶碗蒸し
なるほど、ベストマッチな組み合わせでありますね 正に夫婦のようであります


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きっとそれだけで物足りないであろうと注文したのが皿うどん
太目のちゃんぽん麺に具沢山のあんがたっぷりと掛かっていますね  そうなんです このお店、茶碗蒸しが看板料理のお店ではありますが、長崎料理のお店としての一面もあるのです

ムチッとしたちゃんぽん麺にトロッとしたあんが絡んで、かなりの食べ応え
ちょっと味に変化を付けたい時には、からしを混ぜたり、ウスターソースをかけたり… コレが本場長崎流の食し方でありますね あっ、お酢を掛けるって人もいますね



水曜と金曜のランチタイムには、ちゃんぽんもいただくことが出来るのだとか…
ならば、それも目当てに再訪しなければ
そう誓ってお店を後にし、1Fのバウリスタでお茶といたします
銀座にオフィス
いつかはきっと…



【吉宗】
東京都中央区銀座8-9-16 長崎センタービルB1F
03-3572-7686

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