水道橋：「魚八＆串八珍」 形は悪いが味は本物

会社の仲間と夜ごはん
ドームでWBCが行われてるので、それが終わるまでには電車に乗りたいと、ちょっと早めに仕事を切り上げ、近くの居酒屋へ



ココは「串八珍」って言うお店だったのだけど、焼鳥メインじゃお客様を呼べなくなった
で、オヤジが大好きな刺身系のメニューを充実して「魚八」に
それでも、「串八珍」のお客様にも残って欲しくて・・・
こんなダブルネームのお店になっちゃいました

そんな感じなのではないでしょうか？



串八珍の名物メニュー“串キャベツ”
何のことは無く、ただキャベツをざく切りにして串を打っただけのシンプルなもの
そのシンプルさこそが美味しさ
って言う商品



魚八になってからの名物商品“マグロのブツ”
一緒にひらめの刺身を頼んで合い盛りです

このマグロ、形は不揃なんだけど味はしっかりしたモノ
「お客さまは形にお金を払うのでは無く、品質にお金を払う」
そう割り切れば、こう言った不揃なものでも安く売ってあげればお客さまは満足する
そんな感じ



マグロのカマ
市場に行けば、捨てられたり安く叩き売られたりするカマだけど、お客さまにとっては珍しいもの
だから、ちゃんとお金を出して買ってくれる
こんな、発想で色んなものが安く売られる居酒屋
サラリーマンの味方であります



これもそう
今では希少な食べ物になってしまった“鯨ベーコン”
これも見ての通りの端材のような商品
見た目は悪くても味は変わらないんだから、これで充分なんですよね


何十年に一度、いや何百年に一度と言われる不景気
こんな時代、美味しいものを売ることよりも、手頃な価格で売ることのほうが重要な時代
だから、こんな工夫が商売になると言うこと


だから仕事を終えたサラリーマンが、集まってくること集まってくること
そして、懐を気にすることなくビールやホッピーで酔っ払い、語り合う

そんな楽しい場所を提供してくれるお店であります




【魚八串＆八珍】
東京都文京区本郷1-14-3 東野ビル2F
03-5802-3453