2月 13日

2023-02-13 06:38:09 | Weblog
                         菜の花・花菜・油菜・からし菜



          からし菜も俳句をするまでは同じ花のように見えていました花だけではなかなか見分けがつきません
          ネットの知識で言えば菜の花は葉が茎を包むようについていて、葉の淵の形が波打っている。
          からし菜は葉が茎から離れて枝のようについていて、葉の淵の形がギザギザしている。
          この時期に土手などに見るのはほぼセイヨウカラシナ(芥子菜)です
          油菜科で菜の花と同じ部類に属するのですが、よく食用として食べられている菜の花とは違うものなんです
          それでも一緒に詠まれた句を二、三ご紹介します



                  

                    ( 菜の花=菜花 )


                  

                     ( 西洋芥子菜 )



          口能登や墓も花菜も砂まみれ           沢木欣一


          菜の花がしあはせさうに黄色して         細見綾子


          花菜風甘し絣の糸干し場             都合ナルミ


          風と会ふ花菜の迷路抜け出でて          伊藤範子


          菜の花や山みな低き安房の国           栗生晴夫




                  



          菜の花にばけつ叩いて子の合図          中村汀女


          関ケ原菜の花の黄はペンキ塗り          山口誓子


          旅に買ふ菓子のかるさよ花菜雨          鷲谷七菜子


          主に祈る花菜あかるき中に臥し          古賀まり子


          サヨナラがバンザイになる花菜道         正木ゆう子




                  


          からし菜の花に廃船よこたはる          阿波野青畝


          からし菜の花に春行なみだ哉           松岡青蘿


          からし菜の花のつづきの醍醐かな         村山美恵子




                 



             今日も日本全国で13,203人のコロナ感染者の発表が有りました、
           どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマス昨ク・手洗いを
           心がけましょう 
            ( 前週同曜日比 -18,855 人 )
 
 
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2 コメント

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ぶらぶらと (KUWA)
2023-02-13 17:46:32
 たもとほる土橋石橋濃紅梅  

北鎌倉の風景が浮かびました。たもとほる、
古語の美しい響きです。先月ぼくも、
 カラス鳴く寒林をたもとほる
ま、選句されない日記俳句です。
川越の森はカフェもあってよく散歩に行きます。
返信する
Unknown (ころころ)
2023-02-13 20:12:38
桑さん、いつも書き込み有難うございます

この句は武蔵野吟行会の皆さんと出かけた
向島百花園で詠んだものでこの「たもとほる」は
みのるさんに過去教えて頂いた措辞なんですよ

写真もいいけど俳句はその時の仲間の姿まで
思い出させてくれますね
返信する

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