3月 5日 啓蟄

2020-03-04 12:17:37 | Weblog
                   啓蟄 

     二十四節気の一つ雨水から数えて15日頃春分までの期間
     啓は「ひらく」、蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている虫」の意味で、
     大地が暖まり冬眠していた虫が、春の訪れを感じ、穴から出てくる頃。
     菰(こも)はずし を啓蟄の恒例行事にしているところが多いようです。



     啓蟄や天使の声のひきがへる           沢木欣一


     啓蟄や土塊指間よりこぼる            栗田やすし


     啓蟄や野菜サラダを山盛に            河原地英武


     調教の鞭啓蟄の地を打てる            矢野孝子


     啓蟄の朝ねんごろに地を掃けり          福田邦子


     啓蟄や重機蠢く丸の内              武藤光晴


     啓蟄の田に寄り合へり放ち鶏           磯田なつえ


     啓蟄や妻還暦のクラス会             佐藤とみお


     啓蟄の土靴底に郵便夫              奥山ひろ子


     啓蟄や馬に蹄鉄打ちし音             片山浮葉


     啓蟄の地べたに広げ蚤の市            橋本紀子


     啓蟄や掘り抜き井戸に水溢れ           伊藤旅遊


     啓蟄の池の底より泡ひとつ             ころころ



          



     啓蟄と共に勾玉出でにけり            阿波野青畝


     啓蟄の虻はや花粉まみれかな           星野立子


     道に出て啓蟄のごと婆がをり           森澄雄


     啓蟄の地の面漏らして雨一日           稲畑汀子


     啓蟄の雉子が地を翔つ土煙り           飯田龍太


     塵取に啓蟄の虫あるあはれ            林 翔




          


     菰巻き⇒菰外し
     マツカレハなどの害虫から守るために、松の幹に藁(わら)でできた菰(こも)を巻きつけること。
     春になって、菰をはずすことを「菰はずし」と呼ばれています。
     江戸時代から伝わる害虫駆除の方法ですが、実際には効果がなく、冬の風物詩として行っていることが多いようです。
     ( すべてネットから知識をお借り致しました )
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