6月 23日

2024-06-23 05:20:42 | Weblog
                         睡蓮・未草(ひつじぐさ)




             「未」という漢字を「ヒツジ」と読むのはあまり馴染みがないでしょうが、日本では時間を漢字で表す
             ことがあり、「未の刻(ひつじのこく)」は午後2時を指します。 そこで、花が午後2時頃に咲くから、
             という理由で「未の刻に咲く草」つまり「未草(ヒツジグサ)」と呼ばれるようになりました。
             ヒツジグサは夜には花を閉じて水中に隠れ、昼はまた水面に浮かぶことから睡る( ねむる)蓮、睡蓮の
             漢名があてられています




                




          睡蓮の瞳に狂院の石畳           沢木欣一


          すいれんの池にひき鳴き雨誘ふ       細見綾子


          石臼に今朝一輪のひつじぐさ       栗田やすし


          睡蓮の花閉ぢてより夕長し        上杉美保子


          土砂降りや蕾の固きひつじ草       中山敏彦


          絞り屋の庭睡蓮の開き初む        日野圭子





                




          睡蓮の蕾一寸法師ほど          片山由美子


          漣の吸ひ込まれゆく未草         西村和子 


          睡蓮や目立の音に甕坐る         秋元不死男


          象たちの朝から遠見未草         金子兜太


          未草ひらく跫音淡々と          飯島晴子


          咲きつぎて睡蓮沼の名に恥ぢず      鷹羽狩行





                




                サイトから一部資料・写真・知識お借りしています   
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