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6月 7日

2024-06-07 05:25:21 | Weblog
                         溝浚へ・堰普請・どぶさらへ




            溝浚えとは 溝の流れをよくして、蚊などの発生を防いだり、悪臭を消すためなどに、溝や用水路の底の
            汚泥を取り除くこと。どぶさらえまた又農家では、田に水が行き渡るように田植え前に溝の泥をあげ
            周辺の草を刈った。 [季] 夏。






                




          紺屋町藍の匂ひの溝浚ふ             下里美恵子


          スコップの音をちこちに溝浚へ          藤田岳人


          溝浚へ終りてよりの長話             市原美幸


          割烹着の女医の出てゐる溝浚へ          内田陽子


          ざりがにが目を剥いてゐる溝浚へ         加藤ゆうや


          溝浚へ赤子生まれし話など            谷口千賀子





                




          ほろびにし螢がにほふ溝浚へ            福永耕二


          背なの子の首の落ちさう溝浚            辻 桃子


          溝浚へ見かけぬ顔の交りをり            河本遊子


          溝浚へ加勢の雨となりにけり            稲畑汀子


          いつ越して来しひとならむ溝浚へ          鷹羽狩行


          溝浚ひはじめての水ほとばしる           能村登四郎





                




                   サイトから一部資料・写真・知識お借りしています       
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