( しゃくやく ・芍薬 )
芍薬の芽のほぐれたる明るさよ 星野立子
芍薬の花の大輪らしからず 高濱年尾
今朝は鶯の鳴き声に目覚める、まだ?ホー・・ケキョ (がんばれ!)
私の住いの板橋には樹木が多くそのお蔭で野鳥の類も多い
先週まではツバメの舌打ちのような鳴き方が気になっていたが
今朝は来ていないようだ
こうしてPCに向かっている今もオナガの甲高い声が一閃通りすぎる
花はじっと咲いてくれるからカメラにも収まってくれるが鳥たちは
そうはいかない 俳句にするにも難しい
また ホー・・ケキョ もう夏だね 鶯君
これは老鶯(夏うぐいす)なのだろうと勝手に俳句人は括る
老鴬を聴く暇珠とあたたむる 西村和子
老鴬や山の明るき雨に合ふ 斉藤ひさし
老鴬や眼鏡の端のうすぐもり
家の庭にも、白い芍薬が大きくほころび、雨粒を抱いてしゃんと立っています。
芍薬、大好き!
芍薬の二輪立ちたる狭庭かな こう
良いな景色ですね、狭庭とはご謙遜でしょうけれど
芍薬はどんな庭も艶やかにしてくれますね
蕾のふくらむ様も美しいし、また花があっけなく消えて
しまうのも趣があります
私は牡丹より芍薬派です
老鶯も毎年雨が上がればすぐ植え込みにやって来て八月ごろまで声を限りに啼いていました。
憂鬱な五月 鶯にも芍薬にも慰められたものです。
空中の湿気がまだ眼鏡を曇らせていても雨上がりひときわ大きな声で啼きだしますね。こんな捕らえ方が一瞬に出来るといいのにと羨ましいです。
芍薬の二輪立ちたる峡庭かな こうさんの句ただの写生句だけでもないような感じをうけました。
5年程前からです、兄も私も机上派で、もっとも
仕事ももったばかりの家庭も両立させて尚も吟行など
出来ない環境でしたから、こんな拙い二句一章の句に
コメント頂きまして有難うございました。
いつか機会がありましたら是非写真見せてくださいね
老鴬や眼鏡の端のうすぐもり
しみじみとした情感が出ています。意外な取り合わせが効果を挙げていて素敵。
足音に芍薬はらリこぼれ散る
こうさん 来年はたくさん咲かせて下さいね。
素敵なお句ですね。
岡本眸師は、「俳句は日記」と言われていますが、まさに或る日、ある時を切り取って余すところなきものですね。
先日の、カルミアでこんな連想が・・
カルミアや娘にこんな服着せしこと こう
オーガンジーのフリルで、にこにこ顔の幼児は、親の
目から見れば、エンゼルのようで。
芍薬は、8分で伐ると・・
本当にそうですね。この2本は最後のもの。
昨日、教会の玄関を飾った5輪。
来年は、もっと沢山咲きますように。
最近になってNHKの放送や本屋の立ち読みでガーデニングに興味をもてるようになりました。
実のところ剪定も知ったかぶって父の皐月を台無しに
してしまうほどです
八分で剪る・・・含蓄のあることばですね
何だか俳句のような・・・いや全てそうなのかも?
あとの二分で余韻を楽しむ
芭蕉さんの言葉にも全部言っちゃあおしまいよ・・
あれ? これは寅さんだっけ。
冗談は兎も角 良いお句も有難うございます
>こうさん、カルミアのあの写真は小さな女の子の
ワンピースだったら可愛いでしょうね
こうさんの仰った「俳句は日記」この言葉は
「俳句創作の世界」という本でかなり前から知っていました。
岡本眸さんが戦後まもなく日本橋室町へ就職したところの
文芸サークルにお呼びしたのが富安風生先生で役員秘書の
眸さんは否応なしにその会の雑務をなさってからのご縁
とか・・・当時の眸さんの句です
霧冷や秘書のつとめに鍵多く
おでん屋に同じ淋しさおなじ唄