
若葉・里若葉・窓若葉・若葉風・柿若葉・若葉影
朴若葉胎蔵界の風吹けり 沢木欣一
柿若葉まぶし余魚田過ぐあたり 細見綾子
白壁に凭りて師を恋ふ柿若葉 栗田やすし
ペン軸の銀の匂ひや若葉冷 河原地英武
柿若葉土蔵に柱時計鳴る 国枝洋子
修行僧いつも小走り樟若葉 岸本典子
手に触れて椎の若葉のやはらかし 太田滋子
蘆若葉細波たてて潮引けり 関根切子
野火止に名ばかりの橋若葉影 ころころ
三井寺は三千坊の若葉哉 正岡子規
酒断ちの旅なり瑞の夕若葉 林 翔
椎若葉一重瞼を母系とし 石田波郷
川底までとどく夕焼若葉どき 古賀まり子
朴若葉鬼が出できし黒川能 中山純子
庭若葉煙のやうな雨上る 高木晴子
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