1月 29日

2020-01-28 13:29:26 | Weblog
                    侘助・侘助椿


     一般的には侘助は椿のうち花弁の数が少ない小型の花を付けて、
     あまり平開しない種類を言います
     侘助の名の由来は諸説ありますが
      江戸時代の茶人・千利休の下男(使用人)の庭男の名前「侘助」にちなむという説。
     彼はこの花を丹精こめて育てていた庭師で、千利休はこの花を茶室に飾って愛でたと
     言われています。(ころころはこの説をとりたいです。すべてネットからの知識ですが)



     侘助や妻着て一日富士眺む         栗田やすし


     侘助や表札いまも夫の名          梅田 葵


     侘助や寺に絵工の墓一基          澤田正子


     侘助や葵の紋の釘隠し           菊池佳子


     青竹に詫助一枝禅の寺           村瀬さち子


     侘助の落ち重なれり休め窯         豊田紀久子


     侘助やひび割れ深き楽茶碗         足立サキ子


     侘助や雪見障子の音軋む          大嶋福代


     侘助や酒蔵と母ともに老ゆ         金原峰子




          



     佗助の莟の先に止まる雪          松本たかし


     佗助や夢の切れ目を雪降れり        小檜山繁子


     侘助に風立つゆふべもの食べに       鍵和田釉子


     佗助にいつもの稽古はじめけり       車谷 弘


     佗助やちちの紬をははが着て        塩谷はつ枝


     侘助や褪せし葉書の男文字         谷口桂子




          
コメント (2)
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