チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

布自慢・部分

2010-04-20 22:22:14 | バティック
部分です。

一回目、草木染併用の黄色から焦げ茶への配色。

二回目のプロセス、どうしようかと迷ったのですが、グレーから初めてピンク、紫と染めてみました。なんだか不思議な色。

コレクターさんに「出来たら絶対見せて!」とSMS攻撃を受けているのですが、しばらく黙っていようかなぁ。


布自慢・その1

2010-04-20 22:07:41 | バティック


わーい、久しぶりに「大物」が上がりました!実は5年越し(?)。友人のマンション購入&引越し祝い用に用意したのですが、象が漫画チックということで作り直しになったため、1回目プロセスが終了した段階で製作が止まっていたものです(ちなみに友人の分はまだ作ってません、、、Rちゃん、ごめん!いつか、かならず!)。

「生命樹文様」です。最近、チマチマした仕事が増えているので、こういうスケールの大きい布はいいですね。

この手の布はコレクターズアイテムでもあり、「購入したい」という人は沢山いるのですが、いつも見せて自慢して引き出しに仕舞ってます。インドネシア人のコレクターに「よその工房だと、これでもかっ!っていろいろ出してくるのに、あんたのところはいい布、見せるだけで皆仕舞っちゃう」ってため息つかれています。

と、いうわけで、布自慢でした。




2010年度イセン塾開講

2010-04-20 09:30:57 | バティック


Aduh~!ベテランイセン職人のスリさんが出産のために休暇に入ったので、イセン職人が全員お子様、もといお嬢さんになっちゃいました。全員10代。平均年齢が下がったのはいいことですが、なにしろ経験不足なのでちょっと難しい柄が出てくるとお手上げ状態、先生役のウィンダちゃんでさえまだ18歳です。

丁度卒業・進学の時期のため、中卒、小卒の3名を勉強させることにしました。漢字書き取り練習のごとく、簡単な文様の練習教材製作に追われています。「Prima」という生地使用だと布目が粗くチャンティンがスムーズに動かせないため、多少もったいないのですが、上質の「Primissima」を使って練習させています。チャンティンは問題なく使えるのでとりあえず基本の「Sawut(線)」と「Titik(点)」を重点的に・・・若いので蝋描きの技術はすぐに上達します。老眼と乱視で点がダブってみえるワタクシには驚異的だわ・・・。

とりあえず「試用期間」というところですが、本人にやる気がある限り長期的に育成・雇用するつもりなので、あとは根気とまわりの環境に適応していけることかな。がんばりましょう。こちらも教材作り、がんばります(笑)。