6月14日の厚生労働省の会議で、ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)ワクチン接種の積極的勧奨の一時的な差し控えが決まりました。
中止ではく今年4月から定期接種はそのままで、「積極的に接種をするよう呼びかけない」というなんともはっきりしない決定です。
今回の決定に至った一番の要因は、「複合性局所疼痛症候群(CRPS)」という副作用が十分に把握評価できていないためで、今回の決定は調査の結果がでるまでは積極的に接種が勧めませんというもので、評価の上で問題がなければ再度積極的に接種を勧めるようにまたしますと言う事です(結果が悪ければ中止になるのかもしれませんが、、)。
接種するかどうかは、子宮頸がん予防のベネフィットとワクチン接種によるリスクを天秤に掛けて、本人(保護者)が判断して接種希望があれば、定期接種としての接種は出来ますよと言う事です。
ただ、あまりにも情報が少なく、簡潔に誰でもわかるような情報がほとんどみあたりません。
6月14日の会議の資料が厚生労働省のサイトにアップされればもう少し分かるかもしれなせんが、そこから情報を読み取るのは一苦労です、、興味のある方はリンク先「厚生労働省関係審議会議事録等」内の「予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会」6月14日をチェックしてみて下さい(これを書いている時点でまだ掲載されていません)。
今回の決定も専門家委員(5人)の採決は、「現状のまま接種の継続」対「副反応(副作用)の情報提供体制ができる状態となるまで、接種の積極的な勧奨を一時控える」の二択で、2対3で「積極的勧奨を一時控える」になったようです。
「複合性局所疼痛症候群(CRPS)」は、ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)ワクチンのみに関連した疾患ではなく、他の原因でも起こりうるものですが、この病気自体の全体像が把握されておらず、診断できる医師も非常に限られているのが現状です。
他の原因で発症している方以上に、ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)ワクチン接種での発症が明らかに多いのかなど、まったく分かりません。
ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)ワクチンは、2009年12月にサーバリックスが発売され、2011年8月にガーダシルが発売され、今年3月末までに推計328万人に接種されています。
「複合性局所疼痛症候群(CRPS)」と思われる報告は43人(内11人が未回復)でした。
一方、子宮頸かんはおよそ年間9000人が発症し、年間2700人が死亡しています。
ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)ワクチンで、子宮頸がんを100%予防できる訳ではありませんが、ワクチンで予防できる16型・18型ウイルスは日本の子宮頸がんの原因の6割程度と言われており、子宮頸がん発症のリスクを6割は減らせることになります。
当然ながら接種したら安心しないで、成人後は子宮頸がん健診を受けることも忘れてはなりません。
日本より先に、接種が導入された諸外国でも「複合性局所疼痛症候群(CRPS)」の報告がありますが、接種が中止になった国は今のところありません。
しばらく、調査結果による判定を待つことになるのだと思いますが、厚生労働省には同時に、接種3回の途中の方はどうすればよいのか、待っている間に接種対象年齢を過ぎてしまった時の対応(日本脳炎接種の時はその後救済処置が取られています)など、具体的な指示もお願いしたいものです。
中止ではく今年4月から定期接種はそのままで、「積極的に接種をするよう呼びかけない」というなんともはっきりしない決定です。
今回の決定に至った一番の要因は、「複合性局所疼痛症候群(CRPS)」という副作用が十分に把握評価できていないためで、今回の決定は調査の結果がでるまでは積極的に接種が勧めませんというもので、評価の上で問題がなければ再度積極的に接種を勧めるようにまたしますと言う事です(結果が悪ければ中止になるのかもしれませんが、、)。
接種するかどうかは、子宮頸がん予防のベネフィットとワクチン接種によるリスクを天秤に掛けて、本人(保護者)が判断して接種希望があれば、定期接種としての接種は出来ますよと言う事です。
ただ、あまりにも情報が少なく、簡潔に誰でもわかるような情報がほとんどみあたりません。
6月14日の会議の資料が厚生労働省のサイトにアップされればもう少し分かるかもしれなせんが、そこから情報を読み取るのは一苦労です、、興味のある方はリンク先「厚生労働省関係審議会議事録等」内の「予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会」6月14日をチェックしてみて下さい(これを書いている時点でまだ掲載されていません)。
今回の決定も専門家委員(5人)の採決は、「現状のまま接種の継続」対「副反応(副作用)の情報提供体制ができる状態となるまで、接種の積極的な勧奨を一時控える」の二択で、2対3で「積極的勧奨を一時控える」になったようです。
「複合性局所疼痛症候群(CRPS)」は、ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)ワクチンのみに関連した疾患ではなく、他の原因でも起こりうるものですが、この病気自体の全体像が把握されておらず、診断できる医師も非常に限られているのが現状です。
他の原因で発症している方以上に、ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)ワクチン接種での発症が明らかに多いのかなど、まったく分かりません。
ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)ワクチンは、2009年12月にサーバリックスが発売され、2011年8月にガーダシルが発売され、今年3月末までに推計328万人に接種されています。
「複合性局所疼痛症候群(CRPS)」と思われる報告は43人(内11人が未回復)でした。
一方、子宮頸かんはおよそ年間9000人が発症し、年間2700人が死亡しています。
ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)ワクチンで、子宮頸がんを100%予防できる訳ではありませんが、ワクチンで予防できる16型・18型ウイルスは日本の子宮頸がんの原因の6割程度と言われており、子宮頸がん発症のリスクを6割は減らせることになります。
当然ながら接種したら安心しないで、成人後は子宮頸がん健診を受けることも忘れてはなりません。
日本より先に、接種が導入された諸外国でも「複合性局所疼痛症候群(CRPS)」の報告がありますが、接種が中止になった国は今のところありません。
しばらく、調査結果による判定を待つことになるのだと思いますが、厚生労働省には同時に、接種3回の途中の方はどうすればよいのか、待っている間に接種対象年齢を過ぎてしまった時の対応(日本脳炎接種の時はその後救済処置が取られています)など、具体的な指示もお願いしたいものです。