子どもの健康

子どもたちの健やかな成長を願って、子どもに関する小児科医の雑記

インフルエンザの動向

2009-02-05 00:07:27 | 雑記
ひとまずは、診療圏内のインフルエンザの発生のピークは過ぎた感じです。

ただ、まだ2月ですので油断はできません。

最近感じることですが、
タミフル・リレンザといった抗インフルエンザ薬が登場してから、
インフルエンザになっても高熱が長く続くようことが少なくなり、
多くの方が、本来のインフルエンザの症状を知らない、または、忘れてしまっているように感じます。

3~4日高熱が続き、その後も微熱など体調が悪く、発症してから1週間~10日はすっきりしないのが本来のインフルエンザの経過です。
熱以外に咳も経過中でてきてしまう症状なので、一時期ある程度は辛抱しなくてはなりません。

薬で何でもどうにかなるとも限りませんので、ゆっくり休養して自らの免疫力や回復力を生かすことが重要です。

いつでも早く便利にといった生活が当たり前になってきた日本ですが、病気に関してはそうもいかない場合が多いことを忘れないで下さい。

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