昨年から首都圏中心に、20~40歳代で風疹が流行しています。
千葉県では、今年に入って3月10月までの集計で139例の報告があり、すでに昨年1年分の報告数を超えています。
風疹自体、成人でかかると症状が辛いと言う事もありますが、一番の問題は、妊娠初期の女性が風疹にかかると、胎児が風疹ウイルスに感染してしまい、難聴・心疾患・白内障・精神運動発達遅滞などといった障害(先天性風疹症候群)を持って生まれてくる可能性があることです。
この先天性風疹症候群の報告数は2000年以降は例年0~2例で、2004年にも地域的な流行があり10例の報告がされており、昨年(2012年)は5例の報告がありました。
風疹予防接種は、1977年(昭和52年)8月から中学女子を対象とした定期接種が開始され、男女とも接種対象になったのは1995年(平成7年)4月から(例外的に男子でも1989年4月~1993年3月までMMRで接種している場合がある)で、現在のMRの2回接種が行なわれるようになったのは2006年(平成18年)4月からですので、20~40歳では接種をしていない(特に男性)か接種していても1回の接種で、十分な抗体を保有していない方が多い世代と思われます。
これから妊娠出産を考えている方は、ご本人だけではなくご主人も風疹ワクチンを接種を考えてみて下さい(現在妊娠中の場合はご主人が接種するよう考えて下さい)。
また、すでに出産をおえている方も、妊娠の時に風疹抗体の検査をしていますので、十分な抗体がない方(HI法で16倍以下)は、予防接種を受けるよう考えて下さい。
参考:風疹Q&A(国立感染症研究所)
千葉県では、今年に入って3月10月までの集計で139例の報告があり、すでに昨年1年分の報告数を超えています。
風疹自体、成人でかかると症状が辛いと言う事もありますが、一番の問題は、妊娠初期の女性が風疹にかかると、胎児が風疹ウイルスに感染してしまい、難聴・心疾患・白内障・精神運動発達遅滞などといった障害(先天性風疹症候群)を持って生まれてくる可能性があることです。
この先天性風疹症候群の報告数は2000年以降は例年0~2例で、2004年にも地域的な流行があり10例の報告がされており、昨年(2012年)は5例の報告がありました。
風疹予防接種は、1977年(昭和52年)8月から中学女子を対象とした定期接種が開始され、男女とも接種対象になったのは1995年(平成7年)4月から(例外的に男子でも1989年4月~1993年3月までMMRで接種している場合がある)で、現在のMRの2回接種が行なわれるようになったのは2006年(平成18年)4月からですので、20~40歳では接種をしていない(特に男性)か接種していても1回の接種で、十分な抗体を保有していない方が多い世代と思われます。
これから妊娠出産を考えている方は、ご本人だけではなくご主人も風疹ワクチンを接種を考えてみて下さい(現在妊娠中の場合はご主人が接種するよう考えて下さい)。
また、すでに出産をおえている方も、妊娠の時に風疹抗体の検査をしていますので、十分な抗体がない方(HI法で16倍以下)は、予防接種を受けるよう考えて下さい。
参考:風疹Q&A(国立感染症研究所)