ワクチン接種後の死亡事例の報告が重なり、ヒブワクチン・肺炎球菌ワクチン接種の一時見合わせとなりましたが、ワクチン接種(同時接種)との因果関係はないとの判断から4月より接種が再開となりました。
このことで、ワクチン自体に対する不安と共にワクチン同時接種に対する不安が広がってしまったのではないかと危惧しています。
ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンは、リスクの高い乳児期早期(生後2ヶ月)からの接種開始が強く推奨され、多くの子どもたちが適切な時期の接種機会を逃してしまわないように、ワクチンの同時接種は欠かせません。接種時期が遅くなるだけ、子どもたちは感染のリスクにさらされることとなります。
その他ワクチンにつても、重要度には差があるかもしれませんが同様のことがいえると思います。
同時接種することで乳児期に何回も医療機関に出向く負担も軽減できます。
医療機関の立場からも、多くの子どもたちのワクチン接種を適切な時期に行うため(接種対応できる数にも限界があるため)同時接種は欠かせません。
今回、厚生労働省の専門家による検討会で、ヒブワクチン・肺炎球菌ワクチン・ワクチン同時接種の安全性に問題はないとの結果に多くの小児科医は当然の結果と考えています。
日本のワクチン行政には、まだまだ改善しなければならない問題が多くありますが、多くの子どもたちをワクチンで予防できる病気から守るために小児科医としてワクチン接種を積極的に行っていくつもりです。
このことで、ワクチン自体に対する不安と共にワクチン同時接種に対する不安が広がってしまったのではないかと危惧しています。
ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンは、リスクの高い乳児期早期(生後2ヶ月)からの接種開始が強く推奨され、多くの子どもたちが適切な時期の接種機会を逃してしまわないように、ワクチンの同時接種は欠かせません。接種時期が遅くなるだけ、子どもたちは感染のリスクにさらされることとなります。
その他ワクチンにつても、重要度には差があるかもしれませんが同様のことがいえると思います。
同時接種することで乳児期に何回も医療機関に出向く負担も軽減できます。
医療機関の立場からも、多くの子どもたちのワクチン接種を適切な時期に行うため(接種対応できる数にも限界があるため)同時接種は欠かせません。
今回、厚生労働省の専門家による検討会で、ヒブワクチン・肺炎球菌ワクチン・ワクチン同時接種の安全性に問題はないとの結果に多くの小児科医は当然の結果と考えています。
日本のワクチン行政には、まだまだ改善しなければならない問題が多くありますが、多くの子どもたちをワクチンで予防できる病気から守るために小児科医としてワクチン接種を積極的に行っていくつもりです。
因果関係はないものの、持病がない子供も接種後に亡くなったという報道があったので、それはなぜなのかがすごく気になっています。
死亡した原因などは明らかにされていないのでしょうか?プライバシーなどの問題があるからなのか、詳しい内容までは報道されないので、先生のわかる範囲で教えていただけると助かります。
ワクチン接種の大事さはすごくよくわかるのですが、それと同時にあまりにも報道が大きかったので、不安は残ってしまいます。
ブログでは、詳細を記載しませんでしたが、個々の事例については、厚生労働省のホームページから検討委員会の資料をみる事ができます(クリニックホームページからリンクをはっています)。
また、クリニックホームページの「予防接種後の副反応と有害事象について」の項目を参照していただけたらと思います。
ワクチン個別の副反応とは別に、複数のワクチン同時接種を心配される方も多いようですが、接種手技などによる問題を除けば同時接種自体が問題のなることはないと考えられます。
最終的には、適切な情報の上で保護者の方の判断となりますので、疑問点があるようでしたらその都度確認して接種をすすめていって下さい。