子どもの健康

子どもたちの健やかな成長を願って、子どもに関する小児科医の雑記

子どもの発育のための土壌

2008-01-28 00:04:26 | 雑記
最近、野菜や植物の栽培では無農薬・有機栽培といったことをよく見かけます。
生産性を重視し、農薬や化学肥料に依存し、植物を育てる重要な要素である土壌の自然な状態の活力を低下させてしまい、その結果として植物の本来の姿が失われてしまうことに危機感を感じている生産者が真剣に取り組んでいるものだと私は考えています。農薬や化学肥料に頼らずに植物が病気にならずそれぞれの植物本来の健やかな姿で生育するためには、土壌や日当たり・雨・気温などの気候などいろいろな要素を考えそれぞれの植物にあった良い環境作りが大切になります。

子どもの成長にも良い環境作りが欠かせないものだと思います。
日常的に食べたり飲んだりするもの、きれいな空気、日当たりの良い遊び場、良識的な社会、などなど考えたら切りがないのではないでしょうか。
身体的なことは別にして、一人の人間を育てるために、大人の社会は植物にとっての土壌のようなものではないかと思います。
良い土壌にはよく植物が育ち、わるい土壌では植物はよく育だちません。
大人は自分だけのことを考えてばかりいないで、これからの子どものために我々大人ができることをみんなで考えなくてはいけなと思います。

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