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和英特許翻訳メモ

便利そうな表現、疑問、謎、その他メモ書き。思いつきで書いてます。
拾った用例は必ずしも典型例、模範例ではありません。

that, which, 関係代名詞、仮説

2021-05-05 16:08:45 | 英語特許散策

関係代名詞のthat, whichに関し、要するにwhichは叙述的なんでは?

that: 先行詞を予め限定する

which: 先行詞を後出しで説明する(限定、非限定用法のどちらにしても)

~である化合物:

1) a compound that ...(that以下である化合物)

2) a compound which ...(化合物であって、その化合物はwhich以下である)

I saw a car that was made 100 years ago.(100年前に作られた車を見た;that以下の限定が最初に意識にある、その意識が強い)

I saw a car which was made 100 years ago.(車を見たんだが、それは100年前に作られたんだ;車を最初に意識して、続いて限定を付加した)

結局どちらも(特にwhichは限定用法の場合)先行詞を修飾して限定してることになるわけですが、ニュアンスに違いがあるんじゃないかと。

と思いきや、

Sugars and polyalcohols which may be employed include, without limitation, lactose, sucrose, mannitol, and sorbitol. (WO2019/071144

という場合は明らかにthatでもwhichでも限定なので関係ないか。単に英米用法の差、堅さの違いなのかも。

 

08MAY2021

"stories from the mad genius that is Gogol" 「鬼才すなわちゴーゴリ」

「ゴーゴリである鬼才」では変

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