海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

文房四宝

2006-12-12 | 工作

この写真に写っている物は、下に敷いた毛氈以外は、全部自作です。
いわゆる文房四宝の硯、墨、筆、紙と、その他の書の文房具です。

上から、竹の筆筒。
その中にさしてあるのは、竹の紙刀(紙切り)と葛筆およびその材料の藤葛。
右横は、陶の印合(印泥を入れるもの)そして、陶の印。
その下は、陶の曲がり屋型水滴。
左下、手漉き半紙再生紙。それを押さえている陶の書鎮。
その右、陶の墨台。
その上に載っているのが、握り墨。(昨日紹介しました)
その右が、藤葛の筆。
そして、陶の筆置き。
一番下が、陶猿面硯。

こういう風に並べると、なかなか気分のいいものです。


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4 コメント

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圧倒 (あす吉)
2006-12-12 22:02:45
圧倒されています。
ここまでの手造り・・・。

どれもいいけど
一番気に入ったのは
手漉き半紙再生紙。

紙をたくさん使うから
紙を大事にされているのですね。

これらの みんなの ハーモニー
書かれたものも 拝見したい。
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この紙は (kobottomo)
2006-12-12 23:40:29
反故紙をちぎって漉き直したのですが、かなり墨が混ざっていて、灰色です。上からの遠目で写真映りがいいのですが、
実はこの紙厚くてごわごわです。
とても書けたものじゃないですね。
ハガキサイズくらいならなんとか書けそうなものもあります。
しかし、紙はやはり職人の技が必要です。
筆はなんとか面白いものが書けるかもしれません。
まあ、挑戦はしてみます。
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文房四宝 (おミミ)
2006-12-13 17:39:06
全て自作の文房四宝だなんて、
書をやってらっしゃる方は、皆さんそうなの?

でもきっと、ここまで自作される方って、
少ないんじゃないでしょうか?
kobottomoさんって、本当に起用なアーティストですね。
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器用貧乏 (kobottomo)
2006-12-14 00:09:45
器用貧乏という言葉があります。
そうなのかもしれませんが、
しかし、逆に貧乏だからいろいろと作ってしまうのです。
高くて買えないとか、似たようなもので代用できるとか、
もったいないとか、自分にでもできそうだとか、
そして段々と、自分でできることはやってしまう、
という風になっていきました。
普通の書道をする人は、興味はあっても
ここまではしないでしょう。
でも、結構普通ではない人、知ってます。

考えてみれば、職人さん達は自分で自分の使いやすいように、
道具を作っています。
例えば、指物師さんは、カンナとかノミだとか。
そう考えれば、当たり前だと思うのですが。
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