海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.223 書 夜の薔薇

2007-06-25 | 


八木重吉詩
夜の薔薇。

ただ一行の詩です。
若い頃は、ぴんときませんでしたが、
ちょっと書いてみたくなりました。
ゾクッとします。

詩集では、この詩集が一番お世話になっています。
句集では、もちろん山頭火ですね。

No.222 書  「 雲 」

2007-06-21 | 
昨日に引き続き
八木重吉の詩
同じく、秋の瞳より
雲 と題した詩。
「くものある日 くもはかなしい
 くものない日 そらはさびしい」
重吉は、この詩集の序に
こう記しています。

「私は、友が無くては、耐えられないのです。
しかし、私にはありません。この貧しい詩を、
これを読んでくださる方の胸に捧げます。
そして、私を、あなたの友にしてください。」


No.221 書 ある日のこころ

2007-06-20 | 

八木重吉詩集
秋の瞳より
「ある日のこころ
 山となり
 ある日のこころ
 空となり
 ある日のこころ
 わたしとなりて
 さぶし     」 

学生時代からの愛読書を久しぶりに開いてみた。
切ない詩が心に染みる。
何度も開いているページは、
書き込みがあり、手垢で汚れている。
今まで何度書いてきたことか。
しかし、その都度、感じ方が違うように思う。
今まで目に留まらなかったけれど、凄いなー、と思う詩もある。

今日、久しぶりにいくつか書いてみる。
書き下ろしの作品。
文鎮で押さえたまま。
紙がしわだられですが、お許しの程。

No.220  書 古民家蘇生工房

2007-06-18 | 


楠の立派な一枚板、
厚さは3.5センチ。
友人からの依頼です。
見ての通り、楽しい形の板ですので、
字も楽しく、と思いましたが、
何しろ一枚限りの勝負ですから、
楽しそうになったかどうか?
ともあれ、楽しいことをさせていただきました。
設置されるのが楽しみです。

42×180センチ

No.219   おもしろ印たち

2007-06-14 | おもしろ印


いつのまにか、机の上にこんなに並んでしまいました。
これでも、この前の展覧会後のものだけです。
流石に、一日一個です。
知らず知らずのうちに増えていきます。
いつまで続くでしょうか!
止め時が難しくなってきました。

No.217 書  祭姪稿の臨書

2007-06-12 | 

昨日臨書したもの。
今朝見ると紙がしわしわ。
当たり前なのです。
そんなことはわかっているはず。
書いてすぐに、写真撮っておけばよかった、
といつも思うのですが…。
しわしわで、すみません。

さて、造像記も元気が出ますが、
この祭姪稿もそうなのです。
そんなわけで、元気を出したいときには
こんなのを臨書してます。

半切、部分

No.216  ブドウ

2007-06-11 | 

我が家のベリー類、
他に、グランベリーとジュンベリーがありますが、
この2種は、まだまだ苗で、花もつきませんでしたので、
実も成りません。
ベリー類ではありませんが、ブドウもあります。
今は、こんな感じですが、段々と粒が成長してきます。
これは、デラウェアー。