印袴
昨日の作の為に印袴を作りました。
印材の両面に刻したものですから、印袴も両方にということになります。
はじめてこんな風に袴を着けてみましたが、これは押印するときに、手が汚れないで良いかと思います。
なぜ今までしなかったのか、不思議なくらいです。
だいたい、一つの印材に両面刻するということはに普通はしないでしょうが、僕の場合、自分で使う遊びの印ですから、両面どころか、三面、四面、五面、六面、サイコロ状態の印もいっぱい刻しています。
こんな印では一つ押印すると、次に別の面を押すとき、しっかり拭き取ったつもりでも必ず凹の部分に残った印泥が手に着いて汚れるのです。
ということで、印材は6、印袴を10作ったのですが、さて、印袴の数え方は、と考えてしまいます。
一般的な着物の袴の数え方は、一腰、二腰…という風に、腰です。
印は、顆。
六つの印材に、十顆、十腰、両袴が四つ、と数え方はなんだかややこしいことになります。