海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.935 印「智」

2017-07-31 | 
印「智」

金文というより、甲骨文でしょうか。
古い感じで刻したのですが、ちょっと単純でしょうかね。

何という石なのかわかりませんが、黒い石で、印面には白い斑点。いかにも固そう。

案の定、刻せない部分がありました。

まあ、仕方ないのです。印材を新たに買った訳ではありません。

教員時代に、篆刻の授業で作って、卒業しても生徒が持ち帰らなかった印を、削って再利用した石達ですから。

(2.1×2.1㎝)

No.934 印「四月堂主」

2017-07-30 | 


印「四月堂主」その2

その2といっても、今回の連作の中での、その2です。

月を四つ重ねるのは、No.933と同じですが、並べ方を変えると印象が異なりますね。

それから、印材の違いによっても違ってきます。

この印材は、青田石。

それも、最近の不純物が混ざっている石です。

ある程度は仕方ないとは思っているのですが、印面のそれも丁度刻そうと思っている線の所に、固い物があったりするのです。

この印面にも、月の所に刃のたたないのがあって、「えいっ!」とやったら別の所に印刀が飛んだり…。

まあ、これも偶然で面白いのです。

でも、力が入って危険です。
やはり、今の青田石は初心者には使えないものになった様です。

ともあれ、この作は荒々しくて気に入っています。

(2.5×2.5㎝)

No.932 印「海山」

2017-07-28 | 


印「海山」

この前から篆刻づいてまして…。
また刻してしまいました。

海山の朱文の印は、自分できっちり刻したのがなかった様な気がします。

陶印はたくさんあるのですが、石は誰かに刻してもらったものが多いのです。

もっとも、その印に似合う作品をあまり書かないので、ほとんど使ってはいません。

こんなの作っても、まず使われないでしょうが、作ることに意義があるのです。

ちょっと古い時代の金文で。

(2.5×2.5㎝石印材)

No.931 「刻」

2017-07-27 | 


書「刻」

前回と同じく子供チャレンジ教室で書いた作。

ただ、これは生徒達の前で参考として、「こんな風に筆を持って、身体全体を使って書いてね!」と言って書いたものです。

と言いながら、墨や筆の状態、文鎮の効き具合等をチェックしたのです。(朝の準備は30分。ブルーシート、新聞紙、墨作り、、打ち合わせ、などで、事前に書くことはできませんでした。)

「これなら書けるな」ということでスタートしました。

字としては、ゆっくり、じっくり、きっちりと書いたのですが、ちょっと普通です。あえてあまり冒険はしないようにしました。

面白くはありませんね。

墨が一番たくさんついていて、これが一番乾くのが遅かった作です。

(1m×1m、鳥の子紙、墨+ボンド)

No.930 「濤」

2017-07-25 | 


書「濤」

町主催の子供チャレンジ教室の講師をさせていただいたついでに、子供達が帰った後で、墨と紙が少し余ったし、こんなに広いところで書けるチャンスもめったにないので、数枚書いてみたのですが、…。

はっきり言って、私の敗けです!

なかなかうまくいきません。

子供の純な心を見習わなければ!

(1m×1m、鳥の子紙、墨+ボンド)

No.929 印 「四月堂主」

2017-07-23 | 


印「四月堂主」

梅雨があけて、暑い暑い夏がやってきました。毎年繰り返されていることなのですが、どうして今年はこんなに暑く感じるのでしょう。

温暖化?

とにかく、外での作業は危険です。殊に、犬の散歩は早朝5時台にスタートです。その後は室内です。

子供の頃、外で遊び回っていたのが嘘のようです。当然クーラーなんかなかったけれど、家の中は風が通っていたような気がします。

さて、暑い暑いと言って、もちろん、かなりぐーたらな生活ですが、時々こんなこともしてみるのです。

成人書道講座での篆刻の指導にあたり、自分でも少しは刻しておかないと…。

「四月堂」というのは、我が書斎いや作業部屋、いやいや物置?に掲げてある扁額にある文字です。

学生時代にお世話になった方から譲り受けた作品。
小杉放庵の書です。

作業部屋が「堂」というのもおこがましいのですが、一応主なので、
「四月堂主」です。

例によって印稿なしで、直に逆さま字を鉛筆で書いて、即刻したものです。

最初は陶の印の様な感じになったので、補刀を三度程。

(3㎝×3㎝ 青田石)

No.928 「セルリアンの…」

2017-07-22 | 


草野心平詩、雲「セルリアンの空を白い時間が流れている」

展覧会に出品していた作品が戻って来た。

いわゆる書き下ろしで、作品を送って現地で表装してもらったので、はじめて表装を見たことになる。

紙の軸装だが、ちょっとイメージとは違うが、お任せしたのだから、仕方ない。

来年は考えなければ…。

でも、とにかく、作品が軸としてきちんと残った。

No.927 パンとブルーベリージャム

2017-07-21 | 


いつものパン焼き機で、いつもの様に作ったのですが、あら不思議、目一杯、容器ギリギリの大きさまで膨らみました。

きっと気温が関係しているのでしょう。
ふわふわのパンです。

一日経って、トースター焼いたのですが、外側パリっと中ふわふわです。

昨日収穫したブルーベリー(一日置くと少し甘くなります。)と砂糖を電子レンジでチンした即席ジャムをたっぷり乗せて食べました。

もちろん、おいしい!


No.926 ブルーベリー 2017その2

2017-07-20 | 


今年のブルーベリー、はじめの収穫から二日に一度両手にいっぱい。
という感じでしたが、三日ほどサボってしまいました。

そうすると、こうなります。

620g!

本格的に暑くなりましたので、やはり毎日収穫しなければ なりませんね。

それにしても、種類も大きさも様々、個性たっぷりです。