海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.802 バジルペースト

2016-08-22 | 


今年は、バジルが収穫できたので、バジルペーストを作ってみました。(いつも虫に食われてしまい、少ししかできませんでした。)

とてもうまい!
なぜ、今まで作らなかったのだろう!
やみつきになりそうです。

・バジル…50g
・クルミ、アーモンド…50g
(松の実がないので、代用しました)
・乾燥ニンニク…少々
・塩…小さじ1
・オリーブオイル…100gくらい
・胡椒…少々

No.801 暖簾「天ぷらや 茶園」

2016-08-14 | 


開店にあたり、依頼に応えて書いたものです。

写真ではわかりにくいのですが、淡いベージュ色に、黒の染めです。いかにも日本料理店といった実にしぶーい出来です。

店は、小倉南区片野新町。
地元の新鮮食材を使い、カウンター越しに綿実油でさっぱりと揚げてくれます。美味しいですよ!

No.800 ごびらっふの独白

2016-08-09 | 


800回目は、やはり書で❗
草野心平詩「ごびらっふの独白」

ある展覧会に出品した作品ですが、戻ってきましたので、ここにお見せします。
遠方での展覧会でしたので、現地には行けず、いわゆる、書き下ろしで表具店に送って、表装して、そのまま展示してもらいました。
そんな訳で、表装の出来上がりを送り返してもらってから、はじめて見る、ということになりました。
ちょっと変わった表装にしてもらったのですが、いい色合いで、軸先も陶器です。シンプルに渋くまとめて頂きました。

詩は、「ごびらっふ」という蛙の独白を、蛙語で話したものを、ひらがなで表したものです。
『るている びる もれとりり がいく …』
声に出して読んでいくと、何だか蛙になったようで、楽しい詩です。
学生の頃から何度か書いたのですが、作品にしたのはこれで二度目です。

最近、読めないものや、読んでも意味の分からないものを好んで書いているようです。

書いてある書の意味内容を理解することも、もちろん書の大切な要素なのですが、意味を理解しようとしないで、白と黒の世界、墨や空間の面白さ、等、純粋に造形芸術としての「書」を
味わう、というのも面白いのです。

意味を理解しようとせずに、書を鑑賞することをおすすめします。

そんなことで、何が書いてあるのか、意味不明でしょうが、ごびらっふ君は何かを話しているのです。
何を話しているのか?それは、見る人の想像力です。

ただ、草野心平は日本語訳を用意していました。興味のある人は、詩集で探してみて下さい!

(半折、軸、布装)