海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.174 トンパの虹

2007-03-30 | 


引き続きトンパ文字。
面白い字が沢山あります。
トンパで「虹」

これは、どう見ても生き物ですね。
虹を生き物と捉えていたのでしょうか。
まるで、双頭の龍が
何かを飲み込もうとしているように見えます。
下左右の虫のようなのは、水という字です。
虹が水と関係しているということを
ちゃんとわかっていたのですね。


No.172 銅のカバ

2007-03-26 | 工作


ときどきこんな訳の分からないものを作ってしまいます。
銅板で作ったカバです。

動物園に行くと、決まってカバのところで一時眺めてしまいます。
その存在感の大きなこと。

このカバは、全長約7センチ。
朱塗りの台の上で。

No.170 書 トンパの蝶

2007-03-24 | 


こんばんは。今日はご機嫌でただいま帰宅。
ひさーしぶりのお祝い事、結婚披露宴に出席してきました。
ここ何年も、葬式ばかりで辛かったのです。
今日は、本当にうれしい。
多少アルコールが過ぎてしまい、いい感じに酔っています。

というわけで、今日筆を握ったのはご祝儀袋に「御祝」と名を書いただけ。
したがって、昨日の作品ですが…。
トンパの作です。

ナシ族の人たちは、蝶をこんな風に書いています。

いやー、めでたい、めでたい。
「ちょーよおなーあはなよとおなー、そーだてたーあーむーすーめー… 」

ちょーしに乗ってしまいました。

No.169 書 トンパの烏

2007-03-23 | 


トンパ文字で烏です。

トンパ文字は、中国雲南省麗江の少数民族、ナシ族に伝わる象形文字です。
漢字よりも絵に近いじですね。
漢字は、象形文字から、数を増し、どんどん進化して、現在のような文字になっていますが、このトンパは昔のまま、そのまま今に伝わっています。

時々書いてみますが、楽しい文字がいっぱいです。

32×40センチ

No.168 書 猪文

2007-03-22 | 


これは、古代中国の陶片に描かれたものの臨書です。
今から5000年も前のものと言われています。
つまり、まだ新石器時代。最も古い時期の絵です。

久しぶりにこんなものを臨書してみました。

24×52センチ

No.166 書 「艸」

2007-03-19 | 

久しぶりの書。
今日は、朝から何か書きたくて、
でも、何を書くかということを、
何も考えずに筆を執ってしまいました。
とにかく、書きたかった。

出来上がったのは、こんなもの。
「艸」(くさ)。
芽が出てきた感じかな。

いうなれば、 僕は雑草。
雑草としていかに生きるか。

考えたのは、一つだけ。
「明るい作に!」ということ。

白をどう作っていくか。
それが、これからの課題になるのか、
という示唆を与えてくれた。


75×75センチ

No.165 張り子の象

2007-03-18 | 工作


これは、ちょっと時間がかかりました。
以前、形だけ作って放っておいたものに、
昨夜、色をつけ始めたのですが、いろいろ考えているうちに
今日になってしまいました。

象は、灰色一色では面白くないなー、と思い、何かいいものがないかと
探していましたら、
はしもとけんさく さんの「将軍様と白象」(長崎街道を歩いた象の話)
の白象がとてもかわいいので、
参考にさせて頂きました。

この絵本は、江戸時代に、長崎から北九州を通り、江戸城に参上した象をめぐる物語です。
『…この仰々しいばかりの象の旅が、飢えと寒さによる餓死という悲しい結末を迎えてしまったことは、
たいへん残念なことです。今の時代なら、たくさんの人に愛され、寿命の尽きるまで、
大事にあたたかく見守られたことでしょう。
このような歴史の断片の中から、権力者の独善・人間の身勝手さや生き物の命の尊さ、
豊かさへの恩恵を感じ取って頂ければうれしく思います。…』 あとがきより

(はしもとさんは、ボランティアの仲間です。
この前、おもしろ印展に来られた折りに、この絵本頂きました。)

さて、張り子ですが、ちゃんと首を振りますよ。
民芸調に仕上がりました。
ただ、型はどこにやったか忘れてしまって、ただ一つしかありません。