海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.99 書  冬眠

2006-12-31 | 


あえて、書 としました。
草野心平の詩です。
おそらく、世界で一番短い詩でしょう。
冬眠は題名で、詩は ● です。

余計なものを付け加えてしまった感じですが…。

さて、僕も今日から三日ほど実家に帰りますので、
このブログもその間、冬眠します。
どうぞ、良いお年をお迎えください。

No.98版画  年賀状木版

2006-12-30 | 版画


2007年用の年賀状。
例によって、外で、本日彫りました。
日没までになんとか間に合いましたので、
今、摺っています。
僕は、年賀状は元旦に書くことにしています。
誠に申し訳ありませんが、少々遅れますが、お許しください。
それにしても、今年はなんとか書けそうで何よりです。

シナベニヤ、ハガキ大

版画  甲骨文字 「得」

2006-12-29 | 版画


この小品もずいぶん前のものです。
ただ、紙版画の実験をしていた時の作品で、よく憶えています。
厚紙に、甲骨文字を刻みつけようとしました。
(甲骨文字というのは、中国殷時代の文字で漢字の最も古い形を亀の甲羅や獣の骨に刻んだものです)
字は「得」
甲骨文字では、貝と手の象形を合わせた、いわゆる会意。
金文では、行人偏がついて、道で貝(貨幣)を拾って、手に入れる、という意味になります。
(金文というのは、殷や周の頃の青銅器に鋳込まれた文字です。)
小さいものですが、切れ味が出たと思い、額に入れたのです。
この額も、あり合わせの角材で簡単に作っています。

ハガキ大より少し小さい

おもしろ印  山いっぱい

2006-12-28 | おもしろ印
額の整理をしていたら、こんなのが出てきました。
山を陶印で作って、沢山並べたものです。
全部違う印で45個あるのかな。
これは、懐かしい作品です。
何年も、いや十年以上も前になりますか。
信州、松本から見える大きな山、常念岳。その山小屋で書展を開いた時の作品の一つなのです。作品をリュックにつめて登山。とても大変だったけれど、すばらしい自然とさわやかな人達との出会いがありました。あの時の作品が、今でも常念小屋にあるはずです。
いろいろ思い出す、山いっぱいの印です。

ハガキ大

絵  君の井と古伊万里

2006-12-27 | 


雪陽が新潟に行ってきたということで、
懐かしいお酒をまた一つ。
なんだか酒の瓶ばかりが続いて、いかにも酒好きという感じで
もう少し後にしようかとも思ったのですが、
富寿しの話が出たので、UPすることにしました。

学生時代に、日本酒といえばこの酒でした。
君の井、そしてスキー正宗。
地元の酒です。当時は二級酒、これが旨かった。

ここに描いたのは、最近、またまた、送られてきたものですが、
きれいな青い瓶に入った大吟醸純米酒。
とにかく、君の井という名前が懐かしい。
懐かしいのですが、味は憶えていないので、
正しくは懐かしい味とはいえないのです。
これも、旨いはずです。
まだ、封を開けていません。
何しろ、貯まっています。
僕はそんなに飲めましぇーん。
(もう、酔っているのか?いかに、休みを取ったからといえ、
昼間からは飲んでいません。まてよ、飲んでもいいか!)

合わせた器は、古伊万里のそば猪口。
これは、当時、冬雷から貰ったもの。
(憶えているかな?)
ちょっと小振りで、ちょうどいい。

ハガキ大



絵  泡盛とぐい飲み

2006-12-26 | 


この前の酒の絵から数日して、泡盛が届きました。
これもブログの効果?
いやいや、そういうわけではないと思いますが、
とにかく、うれしいので、また、描きました。

日本酒も好きですが、この夏の鹿児島旅行以来、
焼酎の味を知ってしまい、焼酎も好きになりました。
もちろん、泡盛も好きですね。
この泡盛、なんと12年もの。
もったいなくて、まだ、封を切っていません。

同じパターンですが、今回は沖縄ですから、器も沖縄で。
金城次郎さんのぐい飲みです。
粉引きの魚紋。
これで飲んだらきっとうまいだろうなー。

あんまり量は飲めないのに、
なぜか、酒がいっぱいで…。

ハガキ


おもしろ印  出来たて!

2006-12-25 | おもしろ印


ほりたてホヤホヤの状態の写真を一つ。
いつもの場所での1枚です。
まだ、試しに押印する前の、印泥をつけていない時ですね。
まあ、大体できたかな、といったところ。
何かわかりますか?
出来上がったおもしろ印は、おもしろ印の方に明日UPします。

書  秋の夜の会話

2006-12-24 | 

秋の夜の会話とおもしろ印
さむいねー、さむいね。
なんて会話していたら、書きたくなりましたので、
ペンをとりました。
草野心平詩「秋の夜の会話」です。
書いたら、今度は印を刻したくなりました。
会話ですから、一匹ではだめでしょう。
それで、二匹。
ヒキガエルとツチガエルです。
(部分)

なお、おもしろ印No.97はこの草野心平でした。
おもしろ印97

庭  二階より

2006-12-23 | 

二階ベランダから見た南西側の庭です。
ここ4日間のバラバラの写真がこれで一つになると思います。
中央の木はヤマボウシ、紅葉も終わりですが、まだ葉が残っています。
右側にメダカのいる瓶が見えます。その手前に蘭の葉。
右の緑はローズマリー。
左の土の部分にはカリンの木がありますが、葉が落ちているし、
ちょうど写真には写っていませんから、よくわかりませんね。
通路はベンチの前の広場から分かれて、ヤマボウシのところの花壇を挟んで一方はレンガ、
もう一方は飛び石です。残った土の部分には石を入れています。
狭い庭ですが、夏は草抜きに追われます。
今日は、久しぶりに天気もよかったので、庭仕事しました。
ついでに、印も2つ刻しました。

庭  テーブルの側から

2006-12-22 | 


いつものテーブルと丸太椅子辺りから見える庭の風景です。

中央には、レンガの通路。
左側に、槙とローズマリーの生け垣、
今は葉を落とした柿とブドウ、そしてブドウ棚が見えます。
植木鉢には、成育中のブルーベリーの苗など。

右側には、小さな花壇。
でも今は、パセリ、二十日大根、ネギ。
果樹の植木鉢が並びます。
手前のは、アロエです。

正面奥は、ベンチ、その向こうに紅葉したブルーベリー。
黒く見えるのが月桂樹とコニファーです。

狭い庭ですが、休日の陽のあるうちは、
ここで過ごすのが、楽しみです。