海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.886 名刺(部分)

2017-03-31 | 版画


紙版画で名刺に挑戦。

名刺サイズですから、縦9㎝、横5.5㎝なのです。この中に紙版画で文字を配置しようという、ちょっと難しい版画なのです。

あることがきっかけで、新しい名刺がきれているのが分かりました。

一昨日からコツコツと作っていましたが、何しろとても細かな作業なので、眼がとても疲れてしまいます。あまり長くは作業できませんね。

そんなわけで、三日かかりましたが、今日完成です。

とりあえず、鳥の子で20枚ほど刷りました。
後は、紙との相性かな。和紙でもやってみたいところです。

ただし、もちろん個人情報の問題で、画像は名刺の右1/3部分です。

No.885 梅の実

2017-03-30 | 


気持ちの良い、いかにも春といった朝なので、ゆっくりと庭を見て回っていたら、発見です。

二月中旬に受粉した南高梅に、実を確認しました。

まだ1㎝にも充たない小さな実ですが、確かに梅の実なのです。初成り。七つもあります。

うぶ毛が光ってきれいです。

どんな風に大きくなっていくのでしょうか。楽しみです。

No.882 丸いもの生まれる 2017317

2017-03-17 | 版画


プレス紙版画・モノタイプ
「丸いもの生まれる」シリーズ 2017317。

まだまだ飽きていません。どんどん生まれてきます。

新たに版を作りましたが、前に作った版も重ねてみたら、こんなのができました。

形を計算せずに、正に、生まれた作です。

(4色6版)

No.881 丸いもの生まれる 2017312-3

2017-03-15 | 版画


丸いもの生まれる2017312-3

これも、2017312-1、2と共に生まれた作です。

一つの版が違うだけですが、違うものになります。

金や銀の絵の具は使ってはいないのですが、光のあたり具合によっては、光って見えるのが不思議です。

(画仙紙はがき、プレス紙版画5色8版)

No.879 丸いもの生まれる 2017312-1

2017-03-13 | 版画


「丸いもの生まれる」シリーズ 2017312-1

いくつか同時に作成したものの一つです。

ある物体から、丸い新たなものが生み出されていくイメージを繰返し作っています。

その物体が何なのか?生み出されたものがどういうものか?

自分にもよくは分かっていません。

しかし、繰返し繰返し作っていく中で、新しい発見や驚き、喜び、等が芽生えてきます。

学生時代に、書の古典の臨書を繰返していた時の感覚に似ています。

ある程度の量的経験と積み重ねが必要なのです。

それは、技術的なものだけではなく、いやむしろ、技術よりも精神の問題なのです。

(画仙紙はがき、プレス紙版画・5色8版)

No.878 寳(完成版)

2017-03-12 | 版画


金文「寳」

昨日の完成版です。

漢字を素材とした版画ですが、書でもあります。

版画の技法で制作したのですが、出来上がってみれば、工芸的な書といえます。

これは正に、自分らしい作品です‼

(画仙紙はがき、プレス紙版画6版4色)