海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1125 椅子 その2

2018-02-28 | 工作


椅子 その2

開いた脚を持つ椅子に挑戦です。

斜めに切ることが難しいのです。

ただ、この四本脚は、ベランダ工事の土台のモルタル枠の一部分。ちゃんと大工さんが切った同じ角度を持つものです。

これを利用しないのは、もったいない。

もちろん、モルタル枠として使ったものですから、モルタルがしっかりと着いていました。そのモルタルを剥がすことからはじめて、カンナかければ、立派に活用できます。

補強の為に横木を渡すことにして、ここは自分でカットです。電動丸ノコを出してくるより、手の方が早いと思って、手のこで斜め切りです。

雲行きが段々とあやしくなってきて、午後から雨になりそうです。

今日は後少し、この二つをつなぐ材の加工をしようと思いますが、出来上がりはちょっと先になりそうです。

これはゆっくりと作っていこうと思います。


No.1124 縁台

2018-02-27 | 工作




縁台

今日は朝からこれでした!

大物に挑戦でしたが、電動工具のお陰で、案外簡単に出来てしまいました。

120㎜角の柱材はベランダ工事の余りですが新品ですから、塗料を塗っても薄い色です。この柱材を脚にして4本。高さを揃えるのに一番苦労しました。真ん中に見える柱は、一応安心の為に突っ張りとして、別の柱をかましておきました。

横木は45㎜角材を組み込んでいます。

座は38㎜厚、118幅のベランダ廃材、これを長さ350㎜で15枚、20㎜の隙間をあけて並べました。塗料を塗ると濃い色になります。

全長1950㎜、高さ450㎜の縁台です。

ガッチリ、しっかり、重厚なものができて、ちょっと感激です。

柱材の有効利用ですが、基礎にレンガを敷いて、基礎用パッキンを木とレンガの間に挟みました。水分をできるだけ遠ざける工夫です。ベランダ工事の業者さんから学んだことです。

とりあえず、まだ残っている木材を下に入れていますが、元々植え木鉢の棚があった所ですので、縁の下は植え木鉢の収納場所になります。

収納率大幅アップです。

実は、まだまだ廃材があるので、木工作業は続くのであります。

いつまでも家の周りに木材を置いておくわけにもいきませんからね。




No.1123 胡蝶蘭 今年の一輪目

2018-02-27 | 


胡蝶蘭 今年の一輪目

今年も咲き始めました。

この冬は寒かったので、どうなるかと心配でしたが、立派に咲いてくれました。

先ずはこのピンクの株からですね。

三年前に作品展をした時にお祝いで頂いたものですが、今年は花茎が途中から三つに分かれて、各々に蕾が着いています。全部で20程の蕾です。

六株、全部順調に蕾が膨らんできましたから、これから初夏までは次々と咲いてくれそうです。

昨年花が終わった後に購入したミニタイプも、まだ小さな蕾ですがちゃんと着いていますから、どんな色の花が咲くのか楽しみです!

No.1122 「ありく間に忘れし春の寒さかな」

2018-02-26 | 




書「ありく間に忘れし春の寒さかな」
栗田樗堂の句


はい、せっせと折りたたみ式うまを作ったのは、これをやりたかったからです。

ベランダの廃材を使って、うまの作成から始まって、作業台、椅子、蒲団干し台、折りたたみ式うま、…、で、ついにここまできました。

字も絵も書かずにいったい何をしているのかと、心配された方もおありでしょうが、こういう風にしたかったのですね。

一ヶ月近く、ほぼ木工に没頭していました。もちろん、作ることが好きなので、木工自体も楽しみましたし、プロのベランダ作りの技法を目の当たりにして勉強になり、また大いに刺激を受けてやってきました。

しかし、主目的は、新しくなったベランダの活用、ベランダライフを楽しむ為のアイテムを作ることにあります。

ベランダで書や版画ができるように、ゆっくり昼寝ができるように、季節を感じながらお酒飲めるように、…。

そうすることでベランダの木の傷み具合も分かるはずです。今度は腐らせることなく、しっかりメンテナンスをしなければなりません。

二年に一度は塗装しようと思っています。

先ずはベランダへ出ることからです。

ところで、書の方ですが、「ありく間に忘れし春の寒さかな」は、毎日新聞季語刻々に載っていた句。栗田樗堂という人は、四国松山で活躍した江戸時代の俳人です。

「ありく」は歩く。今の季節にぴったりです。



これ、書き立てホヤホヤ。

でも、早朝です。ちょっと寒くなってきたので、家の中に入ります。

No.1121 折りたたみ式うま 傾き補正

2018-02-25 | 工作


折りたたみ式うま 傾き補正

どれだけ傾いているのかを知るために、先ず水平と思われる所に置いて、版画作業用の合板を乗せて、水平器を当ててみました。



オー!大したことはないではありませんか。

思った程傾いていないことが分かりました。

ちょっとカンナをかければ水平になりそうです。



これくらい削りました。

で、


ほぼ水平です!

小さくコンパクトに設置できるので、どこでも書が出来るかな!

今日は朝から小雨が降ったり止んだり、ちょっと木工作業は一休みですね。

No.1120 折りたたみ式うま

2018-02-24 | 工作


折りたたみ式うま

折りたたみ式なので、道路に広げてみました!

実は三日前から少しづつ作っていたのですが、なかなか難しくて、やっとここまできたという感じです。

狭いベランダでも使えるように、そしてコンパクトに収納できるように、折りたたみ式でいこうと考えてみました。

しかし、比較的薄いベランダ材料の25㎜厚の板は結構痛んでいたので、ほぼ廃棄、残りは僅かでした。(廃材工作ですから仕方ありません。)

椅子の座の部分に使ったものと同じですが、縦に半分に切って、長さを倍にしても、うま二つ分にはちょっと足りません。

そこで、38㎜厚、幅118㎜の板を三等分の縦切りにして、一部を補いました。

それから、脚と横木の接合ですが、板の幅があるのでビスで留めるというわけにはいきません。

ダボで継ぐことにしましたが、これがとても難しいのです。

直径8㎜穴をドリルであければ良いのですが、古い木の小口に真っ直ぐ開けるのは、堅い年輪部分に当たるとどうしてもずれてしまうので、うまくいきません。なかなか合わないのです。

ダボを無理矢理押し込んで、なんとか出来上がりました。

上の部分の木を昨日ビスで留めて、ダボで穴を隠してボンドで留めておきました。

今日はいよいよ蝶番で留めて組み立てです。

ここで失敗に気付きました。一枚、上の板を逆に接着してしまっていました。厚さの違う板を接着していますから、蝶番でつなぐ側を平らにするつもりでしたが、脚の板に裂け目があったのでそれを避けることに気がいっていたようです。脚の接地部分も斜めにカットしてあるので、逆にするわけにもいきません。

今ごろ気付いても、しっかり接着していますから、もう元には戻りませんね。

少し脚の開きの角度が違ってきますが、まあ何とかなるでしょう、と感じで組み立てました。

開き過ぎるのを防ぐ為の金具の位置が違っているのはその為です。

折りたたみには成功しましたし、天板も乗せられます。

しかし、きっと傾いていると思います。要は二つの高さがそろえば使えるわけですから、これから高さの微調整ですね!



折りたたんだところ



重い天板乗せてみました。強度は大丈夫なようです。

No.1119 椅子

2018-02-23 | 工作




椅子

一気に完成です!

かなり気に入りました。外で使おうと思って作り始めたのですが、これなら室内でもいけそうです。

塗装はゆっくり考えることとします。

この木、20年も風雨に耐えてきた木です。サンドペーパーかけたら木目も美しく出てきました。元々良い材料だったのですね。

これらは、38㎜厚、幅118㎜の津江杉。脚は縦切り三等分しています。座の部分は苔の生えていた所です。幅が二枚では足りなかったので、真ん中に少し足しました。

捨てないで良かった!

これからも大切に使わせていただきます。

No.1118 椅子 もう少しで出来上がり

2018-02-23 | 工作


椅子 もう少しで出来上がり

途中ですが、Upしておきます。

インパクトドライバーを購入して、こんな使い方をしてみたかった、ということで、椅子を作ってみました。

電動丸ノコで正確に切ることが出来れば、後はビスで接着していくだけという簡単な方法です。

もちろん、ボンドも着けましたが、基本的にビスタ留めです。

昨日インパクトドライバーを使ってみて、下穴をあけておくと、より上手くいくということが分かったので、ドリルで先ず小さな穴をあけ、それから直径8㎜の穴を2㎝程掘ってからビスを入れ込みました。

それから、穴をふさぐ為にダボを打ってボンドで留めたところです。

ただ、廃材の利用ですから天板は継ぎ足しです。ご覧の通り、ダボだらけになりました。

ボンドが乾いたらダボを切り取って、サンドペーパーできれいにして…。

それにしても、簡単に出来上がりそうです。しかも正確でしっかりしたものになりました。

いつも結構いい加減な僕としては、立派なものです。

これも電動工具のお陰です。最近、版画や木工で手を使い過ぎて、少々痛みを感じたもので、思いきって購入して手の負担を少なくできるので、大変良かったと思います。

こんな作業とても電動工具なしではやっていけませんね。ありがたい!


(42×26.5㎝、高さ49㎝)

No.1117 蒲団干し台

2018-02-22 | 工作


蒲団干し台

三つ目の「うま」なのです。

今回は、簡単にできそうな市販のソーホースブランケットというものを使ってみることにしました。

二つ組みの1セットのみ購入。

便利なものですが、2×4用のなので、手持ちの材料は厚さは38㎜でちょうど良いのですが、幅が広いので、一部切断です。

脚の接地部分も角度に合わせて、斜めに切りました。

ただ、ベランダの幅が1mくらいしかありません。段々と脚の幅が広がっていくので、あまり高くはできません。高さ約1mになりました。

高さ不足で、洗濯物はちょっと干し難い。蒲団ならちょうどよさそうです。

塗装してから、組み立てました。

ボンドや釘ではなく、また別の高さに換えれる様にビス留めです。

インパクトドライバーをはじめて使ってみました。まだうまく使えないけれど、使いこなせば便利な道具ですね。


No.1116 椅子の修理 塗装完了

2018-02-21 | 工作


椅子の修理 塗装完了


うまの作成に始まってから、少しづつ作業は進んでいまして、今日は椅子が使えるように座板の取り付けと塗装まで、完了です。

うま、天板、作業台ときて、やはり椅子がないと休憩しづらいですから。

骨組み部分は、ちょっとぐらついていましたので、再度金具で補正してから、ちょっと渋くダークオークの水性塗料を塗りました。

座板の部分はまだ加工が途中でしたから、サンドペーパーで仕上げてから、ウォルナットのベランダと同じ塗装で変化をつけてみました。

継ぎ足し継ぎ足しの不思議な座部分ですが、外で作業中に使うのには、全く問題ありません。

元々この椅子、30数年前に勤めていた所で廃棄処分になって壊される寸前にもらってきた、二脚の内の一つです。

一つは今も家の中で使用中ですが、この椅子はベランダに置かれていたものだから、かなり痛んでしまいました。

よく風雪に耐えてきたと思います。

ここでリニューアルして、もう一仕事してもらいます。

大切に使えば、木の椅子は長持ちするのです。捨てるなんてもったいない!