海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1600 「味噌可なり…」

2019-09-28 | 


「味噌可なり菜漬け妙なり濁り酒」

毎日新聞、季語刻々より、坂本四方太の句。

濁り酒は、秋の季語。

濁り酒は、新米で醸すものだったそうだ。

そういえば、と思い付いて、頂いたスパークリングの濁り酒を、1600回目の記念として封を開けた。

ちょっと甘いので、しょっぱいものが欲しくなる。

四日程前の新聞だけれど、ちょうどよいと思って書いてみたのが、これ。

墨は、宿墨。

大いに宿墨。

この前濃墨で書いた残りに、水を足して干からびないようにしていたものだが、すでにかなり臭い。

墨も濁っている。

酒の香りが強いのはどうも苦手だ。墨の臭いの方は、慣れているので、この方が似合っている。

(半紙)

No.1597 台風に備えて収穫

2019-09-21 | 






台風に備えて収穫

台風17号に備えて、ムカゴとブルーベリーの収穫をしておきました。

ムカゴは、山芋の地上にできる芋ですが、我が家の庭には自然発生的にどこからかやってきて、もう何年間もできているのです。

地面を掘れば、きっと立派な山芋があるのでしょうが、面倒なのでそのまま年を重ねています。

今年はいつもよりムカゴは多い様ですが、あまり大きくなりすぎる前に収穫となりました。

これくらいの大きさがムカゴご飯にはちょうどよいのです。

納豆の入れ物に半分くらい。一回分のムカゴご飯ができるでしょう。


ブルーベリーの方は、まだ成っているのかという感じですが、品種が地植えのとは違います。

これは鉢植えの遅く実のるタイプの品種です。

残念ながら、品種名のプレートがなくなっているので、何というのか分かりませんが、鉢植えの割にはちゃんと収穫できる株になりました。

数種類の品種があるお陰で、7月から9月のこの時期まで、ブルーベリーを少しずつ食べることができました。

No.1596 版画「街 その4」

2019-09-21 | 版画


版画「街 その4」

こんなビルの街に住んでいるわけではありません。

こんな建物もないでしょう。

全くの創造の産物です。

でも、こんな風にいろいろな形の家を並べていくと、面白いので、ついついたくさん並べてみました。

そして、刷ったのを、また並べてみると、大きな街ができました。

(紙プレス版画 はがき大 一版一色)



No.1594 胡蝶蘭の子株

2019-09-19 | 


胡蝶蘭の子株

胡蝶蘭から伸びてきた花茎。そう思われたその茎から、葉が出てきて、そのまま二年が経ちました。

昨年はまだ根が出てきませんでしたから、株分けしませんでした。

気がつくと、立派な根が二本。

この夏に育ったのでしょう。

これなら株分けが出来るかもしれません。

胡蝶蘭の株を殖やすのは、難しくて、フラスコの中で細胞を培養するのだそうです。

でも、自然界では、こんな風にゆっくりと殖えて行くのですね。

あまり殖えすぎて困るので、ちょうどよいのです。


No.1593 らんちゅう その後

2019-09-19 | その他


らんちゅう その後

No.1516(6月)のらんちゅうのその後です。

10匹全部ちゃんと成長しています。

5匹づつに分けて、外は火鉢の水槽、室内では窓辺の睡蓮鉢です。

青仔でやってきたのですが、もうすっかり色変わりを終えて、立派にらんちゅうらしい色になっています。

大きさはまちまちですが、一番大きいのはもう二倍くらいになったと思います。

やはり外の方が成長はよい様で、丸々としていますね。

近寄ると、ちゃんと餌を催促して口をあけて集まってきます。

これが、金魚の良いところです。

No.1591 版画「Golden Slumbers 」

2019-09-17 | 版画


版画「Golden Slumbers 」

Golden Slumbers というのは、ご承知の通り、ビートルズの曲の題名です。

「Once there was a way To get back home ward …♪ 」

いつか辿ったあの道 遠いあの日の家路…。

黄金のまどろみ、夢、微笑み…。

名曲です。

シングというアニメ映画の最後に、この曲が流れてきて、それから、頭の中をぐるぐると回っていました。

もちろん、伊坂幸太郎の本「ゴールデンスランバー」、そして映画ゴールデンスランバーも良かった。

そんなこんなで、こんな作になりました。

(紙プレス版画 4色5版)