海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1649 書「わだばゴッホになる・心平詩」

2019-11-22 | 



いのちの旅博物館


安川のカレンダー「大阿蘇山の柵」

書「わだばゴッホになる・心平詩」

昨日は、今開催中の「九州発・棟方志功展」に行って来ました。

久しぶりにたっぷりと時間をかけて、本物を鑑賞することができました。

内容は、『棟方志功(1903ー75)は 青森県出身で「世界のムナカタ」として国内外で高く評価された20世紀を代表する版画家です。
昭和29年、北九州・小倉において九州初となる個展が開催され、これを契機に棟方は北九州との関わりを深めていきます。
本展覧会では九州における棟方の知られざる足跡を、棟方の代表作や九州に残された作品などとともにご紹介します。 』(棟方志功展ホームページより)

棟方志功のルーツは、宗像って、そう言われれば、そうですね。志功は宗像大社で感激しています。

北九州での、志功ゆかりの人々との関わりの分かる、作品、手紙、はがき、原稿、雑誌表紙、文章、旅の紀行、等、今までに観たことのないものが多くあり、また、安川電機のカレンダーで知っている「西海道板画巻」「続西海道…」「南海道…」「奥の細道…」「流離頌」等の板画の肉筆画の本物を通して、棟方志功の人物そのものに迫る展示であります。

やはり、技術ではないのです。棟方志功そのものの表現です。

特に、板画の迫力、その筆致の凄まじさに改めて感動して、興奮覚めやらず、帰宅後に、感動のまま一気に書いた一枚です。

三枚書きましたが、やはり一枚目。

詩は、草野心平の「わだばゴッホになる」より。

(半切)

参考までに、安川電機のカレンダーをupしておきます。もちろん、会場内での撮影はできません。手持ちのものですが、このカレンダー作りの素晴らしいことも書き添えておきます。印刷は大日本印刷ですが、普通の印刷よりも手間のかかる、かなりの工夫が施されています。また紙も八女の和紙です。改めて、本物にかなり肉薄していると感じました。(でも、やはりちょっと違いますが…。)





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