小部屋日記

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アメリカン・サイコ

2007-06-06 | ア行の映画

American Psycho(2000/アメリカ) 【DVD】

監督:メアリー・ハロン
出演:クリスチャン・ベイル/ウィレム・デフォー/ジャレッド・レトー/ジョシュ・ルーカス /サマンサ・マシス/マット・ロス

今週公開の「プレステージ」に出演しているクリスチャン・ベイルの未見の映画を鑑賞。
衝撃的な内容で話題となったブレット・イーストン・エリスの小説が原作。
女性の監督さんというのが、びっくり。
1980年代、ウォール街に勤めるエリートビジネスマンが、夜になると殺人鬼に変身するのだ。
主人公を演じたクリスチャン・ベイルが、快演してます。
スタイリッシュな映像、残虐なシーンもあるのに笑えるのはなぜだろう。^^;

パトリック・ベイトマン、27歳。
ハーバード・ビジネス・スクール出身。
親の証券会社をひきついだ、若き副社長。
自宅は高級マンション、高級ブランドに身をつつみ、有名なレストランに予約をいれるのがステイタスだと思っている。
趣味はエクササイズ、音楽(ヒューイ・ルイス、フィル・コリンズなど)、そして殺人・・・


彼は外見に病的なほど気を使っていて、朝から入念な体のお手入れからはじまるのです。
超ナルシストでもあり、陶酔男ですな。
仕事には興味なし(やれやれ)。仲間との会話は有名レストランの話、政治の話など。

おもしろいのはお互いの名刺を自慢すること。
ベイトマンは、自分より趣味のいい名刺をもっていた友人に嫉妬したのか、彼を自分の部屋に誘い込み、ポップスを聞きながら後ろから斧でバッサリ!!!
ルンルン気分で殺すところがイってしまってます。。。(上の画像)


ホームレス、娼婦など次から次へと殺していく。
特に女性に対しては、性のはけ口としか見てないのです。う~む。
物には満たされても、心が満たされることはなく、人を殺す衝動が抑えられないのだ。
唯一、自分の秘書には“君といると傷つけたくなる”と白状してますけどね。
カッコつけたがる人って、中身はからっぽってことか。

クリスチャン・ベイルが肉体美を披露しています!
全裸でチェーンソーもって、女性を追いかけるシーンは、お笑いもの。。。
ベイトマンの婚約者役はリース・ウィザースプーンでした。

ラストが曖昧で、これはどう解釈していいか・・・
心の闇をかかえた、自意識過剰な男の哀れで滑稽な物語っす。
クリスチャン・ベイルの熱演で、探偵役で出ていたウィレム・デフォーはすっかり影が薄かった。。

★★★☆(5段階☆は0.5)

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