デジカメぶらりぶらり

デジカメのほやほやの写真をご覧下さい。

ひな人形

2012-03-06 07:52:32 | Weblog
3月はひな人形を飾り付けた催しが人気を呼んでいる。華やかさも飛び切りだろう。5月には男の節句もやってくるが、華やかさではかなわない。

男と女の節句には「えこひいき」があると子どものころから思っている。ごちそうが違う。3月はちらしずし、5月はちまき。桃の節句には白酒も出る。

女の子は着飾って集うが、男は新聞紙で折ったかぶとをかぶるチャンバラごっこがせいぜい、例外はあるが、男はやんちゃで、女は愛くるしい。節句の「えこひいき」は当然かもしれぬ。

節句の「えこひいき」は当然かもしれぬ。この時期、兼六園の成巽閣(せいそんかく)に前田家に伝わるひな人形や道具が飾られる。百万石の姫君が愛した最上級の「えこひいき」の品である。

前田家のひな人形は、時代によって顔の表情も形も違う。人形も時代を映す。それを眺めていて、大河ドラマ「利家とまつ」の宣伝文句を思い出した。確か「男は美しく、女はたくましく」たくましさの増す女性たちに愛されて、ひな人形の顔はこれからどう変わるのだろう。

強く、りりしくなるか、逆に限りなく優しい顔が好まれるのか。長生きして、見届けたくなる。

冬眠

2012-03-04 07:14:14 | Weblog
半信半疑で読んだ先日の記事、スウェーデンで2カ月間も雪に埋まった車の中で助かった人がいるという。体温が下がり冬眠状態になったことで生きのびたとされている。

雪で水分を取ったという。何しろ2カ月だ。素直には信じがたいが、6年前に日本でも似た事故があったから、貴重なニュースではある。兵庫県の六甲山で遭難した人が、意識不明のまま20日以上も生きていて助かった。

こちらも体温が30度前後の冬眠状態になったことで命が保たれと報道された。科学で説明できないことがこの世にはまれにある。冬眠には3通りあるといわれる。ヘビなどは仮死状態に、リスなど小型ほ乳は熟睡状態になる。大型動物のクマは体温や心拍数も落としながらも寝てばかりではなく時々起きて水も飲むという。

で、人間が本当に冬眠できたらどうなるか、長期の宇宙旅行をするためとか、治療不可能の病が治せる未来まで冬眠するSF的な発想は昔からあった。今回の奇想天外なニュースにも、科学の芽をふくらませる効果はあったかもしれない。冬眠状態から目覚める、ようやく春3月。

芸談

2012-03-02 07:32:12 | Weblog
萩本欽一さんの芸談「ぼくはテレビっ子」が面白い。先日「お笑いの方程式」というのを聞いた。笑いの芸は2,3人で演じるのが望ましいとして、欽ちゃんは「ボケ、ツッコミ、ニヤケ」という決めごとを紹介していた。

2人なら横山やすしがボケ役で西川きよしがツッコミという漫才が有名である。「ニヤケ」はあまり聞かないが、ハナ肇と植木等の掛け合いに、谷啓が割って入って「ガチョーン」と叫ぶ。

あれがそうらしい、お笑い以外にも、この「方程式」は通じそうで、政界では「一体改革」が耳目を集める。「どこが一体か」と反増税派がツッコミを入れ、政府は適当にボケる。

そんな論戦にガチョーンと呼びたい向きも増えてきた。近ごろは売れた途端、漫才師は本業を忘れてテレビで、はしゃぐ。だから、国会中継は「方程式」を知る好機だろう。

忙しい昼の中継より、録画放映をしてくれたらボケやツッコミがじっくり見られる、問題は視聴率。欽ちゃんいわく、大事なのは出演者を好きになってもらうこと。ごもっとも。従ってというべきか、中継録画は当分、無理なようである。