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終戦

2011-06-25 07:21:23 | Weblog
8月15日の沖縄は広大な平和祈念公園は静まり返っていた。沖縄の「終戦」は6月23日だったのだと、あらためて思った。

23日の「慰霊の日」は66回目の終戦の日だった。戦没者追悼式の行われた祈念公園には死者一人一人の名を刻んだ石碑がある。どんなに多くても「無数の」という表現で戦没者を語ってはならないことを伝えている。

県別の慰霊碑が並ぶ一画があり、富山県と石川県の碑がほぼ向かい合って立っている。先日、沖縄を訪れた人によると石川県の「黒百合の塔」周辺が修理中だったという。3年前に県議会で老朽化が指摘されたこともある。

県別の碑建立から既に50年余になる。沖縄県民4人に1人が命を奪われた戦争を前にすれば、県別の碑に意味があるのかと思わぬでもないが、若い世代がふるさとの歴史を通して沖縄を考える手だてとして慰霊碑には意味があるのだろう。

ことしは日本人の目が北に向いている。東北に行こう、だが、南にも足を向けたい。鎮魂の旅でも、物見遊山の旅行でもいい。その場所に立つと、この時代に生きている意味を考えさせてくれる。