デジカメぶらりぶらり

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姥捨山

2008-05-12 06:01:59 | Weblog
「姥捨山」。よくよくの事情があり、息子は老いた母親を山奥へと連れて行かねばならなくなる。

母の方も承知で息子に背負われている。すると、道々、母が木の枝を折っていく。どうしてそんなことを、とわけを聞く息子。

母が言う。「お前が帰りに道に迷わぬよう、栞(しおり)にしておいてやるのだよ」。深く打たれた息子は、そのまま母を連れ帰って、以前にまさる孝行をしたという。

母のありがさが沁みる。昨日は「母の日」。最愛の母親を失った米国の一女性の言い出したのがそもそもだが、それは1908年のこと。

今年で、ちょうど百年になる、最近、ある団体が小中学生を対象に調査したら、73%が、一番良く話しをする相手に「お母さん」をあげたという。

わずか5%の「お父さん」はかたなしだが、うなずける結果である。