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年明け

2010-01-05 07:42:50 | Weblog
2010年が明けた。21世紀もはや10歳児になった。平成は22歳の青年期であり、成長の芽を寿(ことほ)ぐめでたい年の始まりだが、「門松は冥土の旅の一里塚、めでたくもあり、めでたくもなし」の感じがしないでもない。

明日の日本を夢見て、復興に汗を流した戦後の昭和20年から40年ころまでの高度成長期の歳月と、平成に入って足踏みの続くこの20年余りがとても同じ20年に思えないからである。

成長と発展の歴史的価値までを目減りさせる平成デフレに歯止めをかけたい。一里塚も様々である。社会の成長を刻む「芽出たい一里塚」もあれば、停滞や失われた空白期を省みる「めでたくもない」のもある。

首相の値打ちが下がり続ける政界デフレも深刻だ。価格の下落に歯止めが必要なのは、なんも経済だけではない、苦労して積み上げてきた歳月である。10年先20年先に、2010年が新生に日本の芽が出た年だったといわれる確固とした一里塚を立てる年にしたい。

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