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トップは福井の約1・75台。2位富山で1・72台。石川は1・50で12位。先に公表された自家用車の1世帯あたりの保有台数である。
車をたくさん持つ家が多い北陸は便利で豊かと考えるのは早計だろう。車が売れえない時代が続く中で、保有台数が上位を持ち続ける地域は、車への依存率が高く、車がないと生活しにくい環境であることの裏返しでもあろう。
先月の別の統計では、戦後半世紀以上も続いた富山の「持ち家率トップ」が秋田に抜かれて全国2位になったことが話題を呼んだ。
富山県人の堅実さを象徴するデータと見る人多い数値だった。が、単純に喜んでいいのか疑問もあった。
「2位に転落」の背景には、核家族の進展で賃貸住宅に入居する世帯が増えたとの分析があったからだ。それならば単純な「転落」ではなかろう。
どんな指標にも表と裏がある。地域に自信を持つ好材料となる半面、現実とのギャップを感じるものも少なくない。データの中に潜む矛盾をえぐり出す分析が大切になる。
全国一律の価値観や順位に惑わされず、己の弱点に目を向ける材料としたいものだ。
車をたくさん持つ家が多い北陸は便利で豊かと考えるのは早計だろう。車が売れえない時代が続く中で、保有台数が上位を持ち続ける地域は、車への依存率が高く、車がないと生活しにくい環境であることの裏返しでもあろう。
先月の別の統計では、戦後半世紀以上も続いた富山の「持ち家率トップ」が秋田に抜かれて全国2位になったことが話題を呼んだ。
富山県人の堅実さを象徴するデータと見る人多い数値だった。が、単純に喜んでいいのか疑問もあった。
「2位に転落」の背景には、核家族の進展で賃貸住宅に入居する世帯が増えたとの分析があったからだ。それならば単純な「転落」ではなかろう。
どんな指標にも表と裏がある。地域に自信を持つ好材料となる半面、現実とのギャップを感じるものも少なくない。データの中に潜む矛盾をえぐり出す分析が大切になる。
全国一律の価値観や順位に惑わされず、己の弱点に目を向ける材料としたいものだ。
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