デジカメぶらりぶらり

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2010-03-30 07:52:19 | Weblog
バスに乗り合わせて、傘を忘れてきた。弁当を忘れても傘を忘れるな、という気候はまだ続く。その戒めを知っていても、こんなことを繰り返すようでは先人に笑われる。

井上陽水さんに「傘がない」という歌がある。40年近く前に流行し、オジサンたちは今も口ずさむ。「都会では自殺する若者が増えている」と歌い出し、それよりも問題は今日の雨で、傘がない。それでも「君に会いにいかなくちゃ」と続く。

社会問題よりも恋愛ざたが大事か。いや、その逆を主張しているのだ、などと議論もした。
歌は、今の若者にも人気があるという。感心なことだ、と思ったが、都会だけでなく自殺の歯止めが利かない時代である。

身につまされるような歌に今も若者が引かれるのに、関心している場合ではないだろう、弁当や傘を忘れても、簡単に買い求めることができる。

忘れ物の不便は、あっさり解消できる便利な時代だが、こんなことでは心の緩みはなかなか治るまい。物や命までも粗末に扱う危うさも生んでしまう。

便利さは、人を賢くするとは限らない。ありがたい時代なのか、そうではないのか。


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