「金打」と書いて、「きんちょう」と読む。口約束ではあるが、破ることはないと誓い合う時、武士であれば刀を、女性であれば鏡を、打ち合わせる。いにしえの風習だ。
もう随分前のことのように思えるが、昨年の11月14日、国会の党首討論で野田佳彦、安倍晋三両氏が衆院解散をめぐって激しく渡り合った。あの時、論戦の刃音がひとしきりした後で、金打の音も響いたと思ったのだが、空耳だったのか。
国会では、野田氏が「定数削減は来年の通常国会で必ずやり遂げる・・・この決断をいただくならば・・・解散をしてもいいと思っております。国民の前に約束して下さい」と安倍氏に迫った。
安倍氏は切り返して言った。「来年の通常国会において・・・定数の削減と選挙制度の改正を行っていく・・・今この場で、そのことをしっかりとやっていく、約束しますよ」よし、武士に二言はないな。
では決戦の時・・・と行われた総戦挙の一票の格差をめぐっては、各高裁で違憲判決が相次いだ。にもかかわらず、今国会で成立したのは、既に高裁が判決で「一時しのぎ」と批判している〇増5減の区割り見直し法案だけだった。
もう随分前のことのように思えるが、昨年の11月14日、国会の党首討論で野田佳彦、安倍晋三両氏が衆院解散をめぐって激しく渡り合った。あの時、論戦の刃音がひとしきりした後で、金打の音も響いたと思ったのだが、空耳だったのか。
国会では、野田氏が「定数削減は来年の通常国会で必ずやり遂げる・・・この決断をいただくならば・・・解散をしてもいいと思っております。国民の前に約束して下さい」と安倍氏に迫った。
安倍氏は切り返して言った。「来年の通常国会において・・・定数の削減と選挙制度の改正を行っていく・・・今この場で、そのことをしっかりとやっていく、約束しますよ」よし、武士に二言はないな。
では決戦の時・・・と行われた総戦挙の一票の格差をめぐっては、各高裁で違憲判決が相次いだ。にもかかわらず、今国会で成立したのは、既に高裁が判決で「一時しのぎ」と批判している〇増5減の区割り見直し法案だけだった。
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