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領土

2012-09-12 07:36:58 | Weblog
領土問題は、双方が主権をかけ真っ向から主張を戦わす外交交渉で、片方の圧勝というのは難しい。ある程度の妥協を強いられるから、国民の反発もある。よほど国内の支持基盤がしっかりしていなければ腰を据えた交渉は難しい。

しかし困ったことに、末期症状を呈した政権ほど、領土問題に手を出したがる。難題に取り組んでの一発逆転、支持率急上昇を目指すのだが、まぁ、問題をややこしくして終わる。

その好例が、任期残り一年を切った韓国の李明博大統領だろう。物価が上がり、雇用は低迷、身内の汚職疑惑にまみれ、支持率は下落、人気取りのため竹島に足を運び、揚げ句に日本の親書の受け取りを拒否する非礼を犯した。

問題は、よりによって東アジアの安定を担う主要国がそろって政権末期だということだ。米大統領選と中国、韓国の主脳交代が一致するのは20年に一度。

微妙な外交問題に手を出すには危険な時に、禁断の実に手を出したのだから李氏の罪は深い、それにつけても、わが国の首相はここ5年、毎年交代。常に政権末期の体だ。これはだれの責任か、と考え込む。