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乾パン

2009-01-19 07:25:43 | Weblog
災害時の備蓄品として重宝される乾パン。全国で数社とされる製造元の一つ。北陸製菓では、かけがえのない商品として大切に扱われている。

同社は1918年、前身の「日本あられ」として設立。第2次世界大戦中に原材料のもち米が入手困難になり、あられが製造ができなくなったところ、陸軍の指定工場として乾パンの製造を始めた。

戦後、大都市の乾パン工場が爆撃を受けていたため、戦火を免れた金沢の工場で作った乾パンが配給用、給食用として全国に広まっていった。

それからも、作り続けたのは戦中戦後の「国民の空腹」を満たしてきた誇りがあったからという。

高度経済成長期に一度、生産が途切れたが、災害が続発する近年、再び注目を集めるようになった。