BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

プラハのトラム風景 (1) ラッピング・トラム

2021-03-08 | エトセトラ
チェコ・プラハに住む友人から送られてきた、市内を走っている路面電車「トラム」の写真で、今回は、ラッピング車両 (その1) です。

現在、プラハで走っているトラムは、大きく分けて5つのタイプがあります。
1960年代から製造が始まった、ČKDタトラ社による「T3」とその後の「T6A5」「KT8D5」、それと、2005年からのシュコダ社製の「14T」「15T」です。(プラハのトラムについては、以前、2020年11月28日・29日にも書いています)

トラムを運行しているのは、「プラハ公共交通会社」(Dopravní podnik hlavního města Prahy)で、約970台を所有し、約140kmの路線があり、毎日約97万7千人の乗客を運んでいる、とのことです。

まずは、普通のトラムで、クリーム色と赤色は、古いタイプの「T3」(サブタイプで言えばT3R.P) と、銀色と赤色の、比較的新しいタイプ「14T」です。右の写真は、ヴァーツラフ広場の近くで撮影された、白色と赤色の「KT8D5」(KT8D5R.N2P?) で、手前は、「14T」です。



次は、広告デザインが車体に描かれた、「ラッピング・トラム」です。ラッピング・トラムは、すべてのタイプで見られるようです。

最新の「15T」で、イタリアでは大手の、EU内でも上位に入る、「ゼネラリ保険会社」のPR車です。



オーストリアの最東部に位置する、「ブルゲンラント州」の観光誘致PRをする、「T6A5」です。チャールズ・スクエア付近で、撮られたものです。



紫色で人目を集めそうなのは、韓国のタイヤメーカー、「ネクセン・タイヤ」を宣伝する、「14T」です。ネクセン社は、プラハから北西90kmのジャテツに、工場があるようです。オルシャニ地区ヴィノフラドスカー通りで撮影されたものです。(上の写真の右は、ブルゲンラント州PR車です)





「トルコ航空」 (ターキッシュ・エアラインズ) を宣伝する、「14T」です。
プラハ市民だけでなく、プラハ観光にやってきた多くの外国人に、自社便の利用を呼びかけるのが、狙いなのでしょう。





「Dáme jídlo」(「食べ物配達します」の意味) という名前の、チェコでも今流行りの、フードデリバリー・サービス会社をPRする、「T3」(T3R.PV) です。



「HC Sparta Praha」(ホッケークラブ・スパルタ・プラハ) は、アイスホッケー・チームの広報車で、「15T」です。



ところで、こうしたトラムのコマーシャルを1年間行うには、「14T」および「15T」タイプで60万CZKチェココルナ(約300万円)、「T3」で48万CZK、(約240万円)、「KT8D5」では42万8千CZK (210万円) が必要、とのことです。

明日も、ラッピング・トラムの続きです。





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