BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

ラジオ韓国  ベリカード (5) 1984年Ⅱ

2017-05-07 | 海外局ベリカード
紹介する新着のベリカードがなくなりましたので、これまでにいただいたものからで、前回、4月7日に続いての、「ラジオ韓国」のベリカード(その5) になります。

1984年は、「韓国の昔の伝統行事や農民の暮らし」を絵にしたシリーズで、6月からの後半分です。

(1984年) 6月、「村の広場で、女性たちか輪になって踊っている絵」です。



「カンガンスルレ」という、月夜にする行事のようです。歌と踊りが一つになった女性だけの遊びで、陰暦8月15日前後に行われるそうです。

7月、「真夏の頃の農村風景」で、畑では、大きく育ったウリを収穫していて、川では、網に魚を追い込んでいます。



8月、「田んぼの稲刈り時期の風景」です。



稲刈り中の男たちに、食事や飲み物を運ぶ母と子の姿が描かれています。お母さんは頭に食べ物をのせ、女の子は赤ちゃんをおぶっていますが、やんちゃな男の子と犬はじゃれあっています。

9月、収穫した穀物を、谷川の水を利用した、「水車を使って精米した後の絵」でしょう。



牛の背中には、米の俵がいくつも積まれています。絵は、山水画風の描き方ですね。

10月、「秋の収穫後の農家の1日の様子」です。



庭で、蓑を使って穀粒をモミガラや藁クズを分けたり、また、餅をついたりと、いそがしくしています。おばあさんは、孫にご飯を食べさせています。

11月、「農家の食事支度の様子」です。



石臼で何かを挽いて粉にしていたり、かまどでごはんを炊いていたり、庭では練った粉のホットク? を焼いていたり、また、出来上がった食べ物を隣の人に分けたりしています。

12月、「綿の実から、糸を紡いでいる様子」です。



綿の実から綿をより分け、弓のような棒を使って綿打ちをしてふくらませ、糸車を使って、綿から糸を紡ぐという、冬の時期に女性が家内でする仕事のようです。

さて、この年の5月、ローマ教皇ヨハネ・パウロⅡ世が、韓国を訪問しました。ちょうど、韓国カトリック教会100年周年にも当たっていました。ラジオ韓国でも、その時のミサの写真を載せた、記念のベリカードが発行されました。 

二つ折りの大型カードで、これは受信データが書かれていないブランクのカードですが、表面、内面、裏面です。

表面は、韓国人の聖人? そのほか神父や祈る人たちのイラストが描かれています。



内面は、説明文と受信確認証になっています。



裏面には、ソウルのヨイド広場で韓国人殉教者 103人の列聖式が行われ、教皇の話を聞くために、100万人という人々が集まっている様子が写っています。



ところで、もう1枚、これと関連するベリカードを、持ってきました。

「バチカン放送」日本語放送を聴いて、1987年にいただいたベリカードです。

使われている写真は、教皇が赤じゅうたんの敷かれた、飛行機のタラップを上がっているところです。



写真の説明文がないので、撮影された場所がどこなのかがはっきりしませんが、周りの状況から推理すると、どうやら、1984年に教皇が韓国を訪問し、帰国する時の写真のようです。

金浦空港で赤じゅうたんの真ん中に立ち、教皇を見送るのは、当時の全斗煥大統領でしょう。


コメント
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