こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

ジョン・ライドン・プロジェクト【名義上はPIL】 「Rise」'86.01日本発売

2011-02-06 01:30:06 | 音楽帳
怒りに満ちた夜には、ジョン・ライドンの声を聴きたくなる。

欺瞞・不条理に対する義憤には、ジョン・ライドンのヴォーカルに自分のベクトルが一致する。
作品の質はいろいろ、どんなミュージシャンにだって上下あれども、ジョン・ライドンのヴォーカル姿勢には、常にブレないで貫く信条がある。

1986年1月に日本発売された「アルバム」というアルバム。



12インチ・シングルは「12インチ・シングル」。
ミュージック・カセットは「カセット」。
CDは「コンパクト・ディスク」。

そして、プロモーション・ヴィデオは「ヴィデオ」。

如何にもジョン・ライドンらしくて良い。
「音楽業界」も「見てクレ」も「クソくらえ」と言わんばかりの挑発。

***

この「アルバム」からシングルカットされた「ライズ」は素浪人の末期、よく聴いた想い出がある。

「いつかオマエ【=不条理】を打ちのめし、ぶち殺し、超えてやる」

英詩が聞き取れぬ自分だが、そう言っているように、自分の耳には聴こえた。
それは、25年経とうと変わりは無い。

***

このアルバムは、名義上パブリック・イメージ・リミテッドだが、実質はジョン・ライドン・プロジェクトのようなものである。

キーボード 坂本龍一
ギター スティーヴ・ヴァイ
ドラム ジンジャー・ベイカー
ベース ビル・ラズウェル
ヴォーカル ジョン・ライドン


最高級の名だたるミュージシャンの合体。

教授の話では、録音の最中、ジョン・ライドン、荒くれ者ビル・ラズウェルと夜中まで酒びたりで、さらに閉まった店を叩いて開けろ!という具合だったという。

実に愉快な話である。

***

■ジョン・ライドン・プロジェクト「ライズ」■

私が間違っているかもしれない。
私が正しいかもしれない。

間違うかもしれないし、正しいかもしれない。
黒人かもしれないし、白人かもしれない。
正しいかもしれないし、間違うかもしれない。

白人であるかもしれないし、黒人であるかもしれない・・・・。



道がきみと共に開かれますように。
道がきみと共に開かれますように。
道がきみと共に開かれますように。
道がきみと共に開かれますように。

怒りとは、すなわちエネルギー。
怒りとは、すなわちエネルギー。
怒りとは、すなわちエネルギー。
怒りこそがエネルギーだ!

コメント (2)
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